「快盗ルビイ」 - 2020.04.22 Wed
「怪盗」ではなく、「快盗」なのが、ミソというかキョンというか、小泉今日子(&和田誠)なのである。

1988年の作品なので、現在、1985年まで来ていて、アルバム「Flapper」 キョン2ディスコグラフィ(31)以降、遅々として進まない「キョン2ディスコグラフィ」の順番待ちのために、観賞するのを待つのも待ちきれないので、見てしまった。(見てしまった、ということはないが、この記事は後で「キョン2ディスコグラフィ」の一編に変身する予定。)(何を言ってるのかな~と思われる方につきましては、優しく放置しておく。)

1988年8月12日、日比谷・東京会館で製作発表会。和田誠は「麻雀放浪記」以来4年ぶりの監督作になる。
キョンキョンには「生徒諸君!」「ボクの女に手を出すな」に続く3本目の主演作品。御年22である!

ヘンリー・スレッサーの短編「快盗ルビイ・マーチンスン」をもとに、舞台をニューヨークから東京に変え、主人公を女性に変えた。
「今回は思いっきりチャーミングな女の子が私の役。“おしゃれ”が大前提にあるので、女性の方には私のファッションも見てほしい」(1988年8月13日付 スポーツニッポン)とキョンキョン。1988年11月12日(土)公開。併映は「怪盗ジゴマ 音楽篇」。

母と二人暮らしのサラリーマン林徹(真田広之)の住むマンションの上階に引っ越してきた加藤留美(小泉今日子)。
彼女は、これから犯罪者として生活すると徹に話し、気弱な彼を相棒に引き込む。おーい、いいのか徹。

銀行強盗をたくらんだり、宝石詐欺にチャレンジしたり、空き巣狙いをやったり。
はては、男に出した手紙を取り返してきて、と徹に頼むルビイ(留美)。
いやだよー、といいながら、いつものように従う徹ちゃんなのであったー。

しかし、最後にはルビイは、自分にとって徹の存在とは何だったのかに気づく。
こっ、この、まなざし、表情ったら! あ、わたしを見ているのか(おーい)

エンドロール。カメラを向けられて、照れちゃって、もー、どんだけ!
(4月19日)
1988年作品
監督 和田誠
出演 小泉今日子、真田広之、水野久美、吉田日出子、木の実ナナ
好き度☆☆☆☆(4点。ひいき目。満点は5点)
(c) 東宝
● COMMENT ●
和田誠監督
>又左衛門さん
和田さんの描いたマリリンも、すごく、いいんですよね~!
その人が、キョンキョンの映画の監督に!と、うれしかったですよ。
もうすぐ連休なのですね…感染していないとわかっているなら帰ってもいいのでしょうが、簡単に検査もできない今の状況では無理でしょう。観光地は、都会から来ないでくれ、と宣言したりしていますしねえ。
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もともと、映画好きのイラストレイターのイメージが強かったわけですが。
「お楽しみはこれからだ」全巻持っています。
監督としての「麻雀放浪記」は傑作だと思います。真田氏が主役で。今や世界で活躍する国際スターですよ。「ウエスト・ワールド」ドラマ版にも出てるみたいです。
しかし二人とも若いねぇ(笑)1988年ですか。昭和最後のころですね。
これ録画したまま未見です。
大林監督も亡くなりました。ひとつの時代が終わった....
ところでBJさん、連休は帰省されないのですか....?