「地上最大のショウ」 - 2020.11.28 Sat
「十戒」はリバイバル時に映画館で観たことはあり、その大作感(上映時間も長い)には、むむむ、と思ったものだ。(どういうこと?)
本作は3回目の観賞になるが、ノーカットで見るのは初めてではないだろうか。
テーマ曲の記憶と、サーカスの華やかさなどで、やはり、娯楽大作のイメージが残っていたが…。
今回、見てみると、サーカスの紹介というか、サーカス芸(と、それを楽しむ観客の姿)を映しているシーンも多くて、なんだか、映画というよりサーカスを見ている気分があった。映画を観ている人にもサーカスを楽しんでもらおうということかも。

ベティ・ハットンさん、グロリア・グレアムさん。
言ってみれば、恋の四角関係プラス秘密をもったピエロの話。(おおざっぱすぎる。)
私の場合は、「復讐は俺に任せろ」などなどで、おなじみのグロリア・グレアムさんに最注目だ。四角関係(?)の一端をになう、象使い芸のパフォーマー。象が脚を上げた、その下に顔を置くという、怖すぎる芸も披露。あれ、マジか!?
ベティ・ハットンさんや、コーネル・ワイルドの空中ブランコも、本人なの!?と驚く。遠景なら、そっくりさんでも可能だろうけれど…。顔をCGで加工なんて、この時代、できないし。
ピエロ役が誰なのか、前もって知っている自分が残念。知らない方は知らないまま見てほしい。といっても、今どきの映画ファンには、あんまり驚きはないのかも?
とにかくも、大事件のあとの大団円、まさに、起承「転」「結」、いやあ、映画って、いいですね、です。
(11月17日)
THE GREATEST SHOW ON EARTH
1952年 アメリカ作品
監督 セシル・B・デミル
出演 ベティ・ハットン、チャールトン・ヘストン、コーネル・ワイルド、グロリア・グレアム、ジェームズ・スチュワート
評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) Paramount Pictures
● COMMENT ●
おはようございます
>宵乃さん
象の足の下に…あれは怖いですよね、だいじょうぶだろうとは思っても。
当時はCGなんて限られていますから…見えない糸で象の足を吊っていたり…しないか。
私は一度か二度はサーカスを見たことはあります。そんなに好きでもなかったですけれど。
サーカスの世界
私が観たいのは、「姿なき殺人」(1967)という、ジョーン・クロフォード主演の、サーカスが舞台のサスペンス。残念ながらアマゾンにもU-NEXTにもありません。DVDも在庫切れみたいです。
この映画で出ているサーカスは、リング・リング・サーカスですかね? もう解散したみたいですね。私は昔、リング・リング・サーカスのミニチュアを西友で見たことがあります。大人が見ても楽しいものでした。「グレーテスト・ショーマン」は、リング・リング・サーカスのバーナムが主人公みたいですが、思ったほど面白くなかった。
日本では、木下大サーカスが有名で、かなり昔に子供と観ました。オートバイの曲乗りが印象的でした。まだ現在も興行中なのは凄い!
>ピエロ役が誰なのか
私も覚えていますよ(笑)
>又左衛門さん
何両も連結した機関車の大所帯です。動物もいるし。
私もたぶん、木下サーカスを見たのではないかと。といっても、ほかに国内では知りませんからね。いまどきは、喜んで見る人がいるのかなと思ってしまいますが。
ピエロ役は、1枚の写真で観客に素顔を教えてくれるけど、本人は最後まで素顔を見せないという、しゃれた脚本ですね。
まだまだあります(笑)
オープニングのクレジットにはっきりネタバレしてますよ(笑)
役名の下に、ちゃーんと「A Clown」て載ってました。
私が一番好きなのは、チャップリンの「サーカス」かな。昔NHKでオンエアしたものを保存してます。アマゾンでもチャップリンの映画はなかなか観ることができません。著作権どうなってんの?
今年ようやく観れたのが「フェリーニの道化師」。
>ほかに国内では知りませんからね
キグレサーカスというのもありました。「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎」で、故渡瀬恒彦さんがオートバイの曲乗りに扮してました。
他にも、ヒッチコックの初期の「殺人!」てのが確か舞台がサーカスだと思いますが、未見です。
>又左衛門さん
ピエロといったら、最近は、怖い系でしか記憶がないですね。
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信頼関係がないと出来ないと思うけど、彼女は女優さんですよね?
ホント俳優って命がけです…。
俳優・撮影スタッフ・サーカスの人たちが一丸となって撮った作品なだけあってスケールの大きい作品でした。