読書記録(2021年4月) - 2021.05.02 Sun

「オリエント急行の殺人」 アガサ・クリスティー
あまりにも有名な一編。原作がどう書かれているのかを確認した感じ。解決に際しての、殺人犯に対するポワロの心の葛藤は感じられず(葛藤してた映像化作品もあった)、最初からすんなりと彼の気持ちは決まっていたんだね。(4月3日読了)

「髪結百花」 泉ゆたか
花魁と髪結に焦点をしぼって、いい作品でした。花街の女は生活からして劇的なせいか、感情をゆさぶられて物語映えするのだよね。カバーの絵も、きれいなこと、イメージを喚起させて素晴らしい。(4月16日読了)

「雲をつかむ死」 アガサ・クリスティー
ほかの邦題として「大空の死」もある。飛行機の中での事件であり、一種の密室殺人。蜂、吹矢と刺激的なアイテムを加える。本作でのポワロは、わりと動きまわる行動派な描写に思えた。あとでテレビ版を見ると、ヒロインが美容室勤務でなくてスチュワーデスになってた。(4月26日読了)
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