「ケンネル殺人事件」 - 2021.08.23 Mon
はじめっから、ワンコの品評会みたいなシーンで、さすが「ケンネル(犬を売買する店とか?)」。
日本語の「犬」が「ケン」とも読むので、偶然の一致なケンネルだが、密室殺人だワン!

ヴァン・ダイン創出の探偵ファイロ・ヴァンスが活躍する作品で、ちょうどヴァンスの「僧正殺人事件」を読んでいることもあり、監督がマイケル・カーティス、主演がウィリアム・パウエルという有名どころなのもあり、ちょい見してみたが、まあ、こんなものか、と。
映画館のプログラムを埋めるために量産された、いわゆる「プログラム・ピクチャー」っぽい気がする。
(8月22日)
THE KENNEL MURDER CASE
1933年 アメリカ作品
監督 マイケル・カーティス
出演 ウィリアム・パウエル、メアリー・アスター、ユージン・パレット、ラルフ・モーガン、ロバート・マクウェイド
評価☆☆★(2.5点。満点は5点)
● COMMENT ●
S.S.ヴァン・ダイン
>又左衛門さん
本、ほぼ買いませんから、僧正はもちろん図書館。
いらない知識披露とか、長いので、すっとばして読みました。海外ものでもクリスティーなどは不要な部分は少なくて読みやすいですね。
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>ちょうどヴァンスの「僧正殺人事件」を読んでいることもあり
これ、しばらく「絶版」になってませんでしたか? 図書館蔵書ですか?
私はもうはるか昔、高校生の頃読んだきりで、「コック・ロビンを殺したのはだ~れ?」みたいなフレーズしか覚えてません。
むしろ「グリーン家殺人事件」のほうが怖かったですね。
横溝正史の「悪魔の手毬唄」は、これをヒントにしてますね。
>監督がマイケル・カーティス
「カサブランカ」ですね、やっぱり。意外にもハンガリー人なんですね。
冒頭の、犬の品評会。
これにそっくりな、刑事コロンボの作品があります。「殺意のキャンバス」。