1819年、マンチェスターで起きた「ピータールーの虐殺」。 平和的に進めていたデモ集会に、国王の軍隊が介入して死傷者を出した。死者は十数人、負傷者は多数だという。
その事件に至るまでの人々の行動を丹念に描いていく。フランス革命後なので、イギリスの一部民衆にも「その気」は心の隅にはあってしかるべき。
155分あるというので、録画はしてあったものの、見る気がなかなか起きず。
見てみれば、再現記録として価値はあると思う。

雇用主側は、とにかく自分たちが儲かればいいのだ。働かせてやっているのに、なにを文句を言うのだ、と考える。だから、いかんのだ、当然ながら。もうちょっとお互いに歩み寄ってできないものか。
…できないから、対立して、ぶつかるんだよね。
しかし、武器を持った者が乱入して、群衆ともみあえば、どうなるかは予測できそうなもの。最悪の事態を想定しなければいけないのだ。つまり、軍隊突入を命じた者の責任ではあろうけれど、映画ではどういう裁定になったのかまでは示していない。
(11月23日)
PETERLOO
2018年 イギリス作品
監督 マイク・リー
出演 ロリー・キニア、マキシン・ピーク、デヴィッド・ムーアスト、ピアース・クイグリー、ニール・ベル
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
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ナポレオン戦争(1803〜1815)勝利後のイギリス・マンチェスターでは、経済状況が悪化し労働者階級は貧困にあえいでいた。 1819年8月16日、セント・ピーターズ広場で、著名な活動家ヘンリー・ハントの演説が行われることに。 そこでは市民が平和的に権利を訴えるデモ行進が行われる予定だったが、多くの騎兵隊と軍隊が待ち構えていた…。 “ピータールーの虐殺”を描く歴史ドラマ。
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☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。
自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。
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(忘れた)。