「キング・コング」(2005年)(2回目) - 2006.01.20 Fri

2回目の鑑賞。
気にいったから、どうしても、もう1回観たかった、というのではない。1回目は初日にインターネットで予約して、席を確保して観に行ったので、前売券を使わなかったのだ。
そんな積極性の少ない動機で観にいったのではあるが、観てみれば、やっぱり面白かった。
3時間8分? ぜんぜん長さを感じなかった。
2回目の鑑賞となると、つまらない部分があれば退屈しそうなものだが、それがなかった。
よく出来ているのだと思う。
ご都合主義の部分も許しましょう、という気分で観ていた。
詳しくは1回目の感想(「キング・コング」(2005年))を参照ください。
1回目の感想には書かなかったが、船員のジミー(ジェイミー・ベル)が読んでいる本が、ジョセフ・コンラッドの「闇の奥」。
…と聞いて、おお!と喜ぶのは、映画通。
これ、フランシス・フォード・コッポラ監督の「地獄の黙示録」の原案といえる話なのだ。
川をさかのぼって、未知の人間に会いに行く…このシチュエーションが「キング・コング」の場合、髑髏(どくろ)島という未知の世界に辿りついて探検する、ということになる。
不可思議なものを追い求めずにはいられない、人間の好奇心、探求心でもある。
でも、フェイ・レイのネタ(1回目の感想にあり)と同じく、知っている人にしか受けない、という楽屋落ちに近いかも。
登場人物では、もちろんナオミ・ワッツさんが好きで、昔から片思いで愛しているのだが(笑)、他には、共演男優役のブルース・バクスター(カイル・チャンドラー)、コックのランピー(アンディ・サーキス)が、グッド。
ブルースの軽薄な俗物ぶり、ランピーの一筋縄ではいかなそうな海の男的ムードが、いいのである。
アンディ・サーキスは、キング・コングも演じているから、大活躍だよね!
(1月9日)
KING KONG
2005年 ニュージーランド・アメリカ作品
監督 ピーター・ジャクソン
出演 ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ、アンディ・サーキス、ジェイミー・ベル、カイル・チャンドラー
● COMMENT ●
え!
>紅玉さん
コングの中というよりは、コングの動きを演じた人ですね、たぶん。
ジェイミー・ベルは、もう1本、主演映画が公開中。今後も活躍しそうです。
紅玉さんが2回見た映画の共通点! それは、えーと、アクション物!?(知ってて、とぼける、ハリソン・フォード! そういえば昨年は映画に出演していましたっけ…?)
なるほど~!
そういえば、「地獄の黙示録」に登場したカーツ大佐の愛読書がフレイザーの「金枝篇」でした。
「金枝篇」といえば、人間の原始文化・慣習をテーマにした研究書。
深読みすれば、こちらも「キング・コング」のモチーフに活かされているのかもしれませんね。
>小夏さん
カーツ大佐の読んでいたのが「金枝篇」とは知りませんでした。そうでしたか…。
じゃ、コングは、じつは「金枝篇」を読んでいた読書家ゴリラなのかもしれませんね…そんなわけ、ない!?
うん、ない!
コックのランピー
お正月に「ロード~王の帰還」を見ましたが
いつまでも印象に残ったのは彼が演じたゴラムでした
今回のキングコングも良かったですし
人間でないものをやらせればピカ一なのかなと思ってました
その後メイキングを見たのですが、その中で一番アドリブをポンポン飛ばしていたのはサーキスでした
元々がすごく達者な俳優なんだな~と思いましたよ
>dora21さん
メイキング、観たいです。DVDがあるんですよね。それまで単独で販売しているとは商売上手という気がしますが!
あのコック、最初はアンディ・サーキスとは知りませんでした…。
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個人的にはジェイミー・べルがどんなふうに成長してるのかが気になります。
私が今までの人生で、二回劇場に見に行った映画はー、
「逃亡者」と「エアフォース・ワン」と「SWエピソード3」だけですわん。