「少佐と少女」 - 2022.02.27 Sun
都会で生きるのをあきらめた女性が、実家に帰るのに汽車賃が足りず、こどもに変装して乗車、士官学校の先生の少佐と知り合い、そのまま学校に…!
見たことある人だと思えば、ジンジャー・ロジャースさん。タップダンスを少しだけ見せてくれた。
マリリン助演の「モンキー・ビジネス」でも、子ども返り演技してたなあと思い出すが、あっちは見かけは、ごまかしていなかった。

じつは30歳くらいのジンジャーさんが12歳に見えなくたって、いいのです、映画だから! 演じる人によってはあり得るかもしれないお話だし。
士官学校の幼い生徒たち多数からデートに誘われるジンジャーさん。学校、16歳くらいから入れたのかな?
レイ・ミランド、人のいい(能天気な)大佐です。
ジンジャーさんにとっては、大佐の恋人は、下手すりゃ敵(ライバル)、その妹は、おませさんだが味方。女の三角関係(?)もできている。
ジンジャーさんが偽者とバレるのではないかと、ひやひやさせるための登場人物もいる。ちゃんと序盤で仕込み済み。
当然、脚本はワイルダー(チャールズ・ブラケットと共同)で、たわいないコメディタッチではあっても、決して、つまらなくはないものを出してくるよね。
(2月13日)
THE MAJOR AND THE MINOR
1942年 アメリカ作品
監督 ビリー・ワイルダー
出演 ジンジャー・ロジャース、レイ・ミランド、ダイアナ・リン、リタ・ジョンソン、ロバート・ベンチリー
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) Paramount Pictures
● COMMENT ●
弊記事へのコメント有難うございました。
原題が【M】で頭韻しているのを意識して(半ば偶然でしょうが)、【少】で頭韻しているところが、この邦題の秀逸さですね。
>ジンジャーさんが偽者とバレるのではないかと、ひやひやさせるための登場人物
ふむふむ。作劇において二度おいしく使われた例ですね。忘れた頃に出てくるので、うまいと思いました。
>オカピーさん
原題の THE MAJOR AND THE MINOR って、よく見てなかった!
韻を踏んでいて、「大佐と、ちっちゃい人(子ども)」であり、「大」と「小」の対比でもありますね! 邦題も、うまくできました!
そう、あのおっちゃんが、あそこで出るとは、ですよね。
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