「マン・ハント」 - 2022.04.24 Sun
大戦が始まる前。ヒトラーを狙撃しようとして捕まった男が脱出に成功するが、ナチスは彼の故郷イギリスまで追ってくる。
彼らの狙いは、イギリス国家の命令で暗殺を企てたと証言する書類に男のサインを加え、戦争のきっかけを作り上げることだった。

男が関わり合いになる女性に、ジョーン・ベネットさん。はすっぱな喋り方などで彼女の境遇を想像させる。
橋上で別れざるをえなくなる場面が、うまくできていて、切ない。(あとから思い返すと、なおさら切ないことになる。)
ナチス・ドイツから逃れてきたフリッツ・ラング監督ゆえに、ナチの悪計に抵抗する内容の映画には適任だっただろう。
追い詰められて、閉じ込められる閉塞感。
そして、反撃に使用する小道具は!
でも、もうちょっと、ハッピーエンドにしてほしかった。時代の空気的に無理でしょうか。ちなみにアメリカでの映画公開時(1941年6月)は、ヨーロッパでは第二次大戦がすでに起きていたが、アメリカは参戦する前。
(4月16日)
MAN HUNT
1941年 アメリカ作品
監督 フリッツ・ラング
出演 ウォルター・ピジョン、ジョーン・ベネット、ジョージ・サンダース、ジョン・キャラダイン、ロディ・マクドウォール
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) Twentieth Century Fox.
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