仲が悪い人たちが集まってオーケストラ演奏をやる映画かと思ったら、民族対立のことの比重がぐんと重かった。 パレスチナ(アラブ)とイスラエル(ユダヤ)の憎しみ合いを、こういう形で見せてくれたのか、と。
憎しみや悲しみを相手に植えつけることをお互いに繰り返すのならば、どこかで我慢して止めなければ終わらない。たとえ、わかっていても、それが難しいことだろう。

演奏を楽しめるのは2、3曲しかなく、どうやったら仲良くできるかのワークショップのようなシーンが多い。
ラストの演奏は、こんな、うまいこと感動しそうな、いいシーンがありうるかなと見ているほうが恥ずかしくなりそう。ただ、そこには壁に区切られながらも、お互いに思いを送り合う、希望は感じ取れる。
(11月21日)
CRESCENDO
2019年 ドイツ作品
監督 ドロール・ザハヴィ
出演 ペーター・ジモニシェック、ビビアナ・ベグロー、ダニエル・ドンスコイ、サブリナ・アマリ、メディ・メスカル
好き度☆☆★(2.5点。満点は5点)(c) CCC Filmkunst GmbH
↑ TOP
トラックバック
http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/4101-d6853ce6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
おこがましい書き方を許されれば、きちんとした作品だったと思う。紛争中のイスラエルとパレスチナの和平の象徴として、イスラエル人(ユダヤ人)とパレスチナ人でオーケストラを組み、コンサートを行う企画が立ち上げられた。指揮者はドイツの高名なエドゥアルト・スポルク(ペーター・シモニクチェス)。演奏者はオーディションで集められた。だがそのオーディションの時から(厳密に言うとオーディションの会場に出向くそ...
「ドリームプラン」 « | BLOG TOP |
» 「アンネ・フランクと旅する日記」
おなじみの映画ブロガーさんの多いgooブログもTBを廃止。多くのブログがTB廃止の事態になってきた。こうなると、TBから記事をたどることができないブログが多くなる。ブログのURLをお気に入りなどに登録して、何を書いているのかなと、いつも見回りに行くしかない。
マリリン応援+映画雑文などのブログ。
下のほうにアクセスランキング、ツイッターがあります。
このブログのトラックバック・ポリシー
(2009年1月10日、修正)
過去の記事の一部には「ブログランキング参加中~」という文面がありますが、現在はブログランキングから離脱しています。該当するすべての文章を削除することは大変なので、そのままにしてあります。
映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。
自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。
忘れっぽい人の同盟。
クリックしたら説明があるかもしれない
(忘れた)。
>ラストの演奏は、こんな、うまいこと感動しそうな、いいシーンがありうるか
幕切れは、仰る通り、照れてしまいます^^;