読書記録(2023年2月) - 2023.03.01 Wed

「死との約束」 アガサ・クリスティー
母親の異常な束縛にとらわれる一家の様子を描く前半が長い。この母が殺されるんだろうけど、なかなか事件が起きないなーと。でも、おもしろかったし、わりと記憶に残るよ、この母!(2月8日読了)

「不連続殺人事件」 坂口安吾
けっこう有名な小説では? 出だしから登場人物の羅列で、おいおい、覚えられんよと思ったが、舞台が整って本筋が始まれば、わからないことはなかった。明かされてみると、なるほどとは思う。助兵衛な人物が多い!(2月22日読了)

「ポアロ登場」 アガサ・クリスティー
ポアロとヘイスティングズのコンビの短編集。訳語のせいだろうけど、ポアロが若い! まるで、ホームズとワトソンみたい。(2月28日読了)
● COMMENT ●
三谷版 ポワロ
>又左衛門さん
「不連続~」は、映画でどうなっているのかは見てみたいですね。
ポワロやコロンボは、ずっと再放送していますね。日本語訳の言葉遣いで、その人の印象がだいぶ変わるものだと思います。「ポアロ登場」の訳では、ポアロはヘイスティングズに「あなた」なんて言いませんから。
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2021年春に、三谷幸喜翻案の「日本版ポワロ」3作目として、ドラマ化されました。1作目が「オリエント急行」、2作目が「アクロイド」で、3作目がこれでした。舞台は紀州の熊野古道にしてあり、雰囲気はなかなか良かったです。ポワロ役は、狂言の野村萬斎で、ポワロみたいな「ひげ」が似合ってましたよ。その他のキャストを見ると、「鎌倉殿の十三人」とかなりかぶってますね。
「三谷組」と称される、三谷さんお気に入りの人たちが多い。
実は三谷さんのお父さんは、かつて福岡の中州でキャバレーを経営されてて、三谷さん自身も九州弁をしゃべります。
>「不連続殺人事件」
これの映画版のビデオ、ずいぶん昔に録画しましたが、行方不明。でも、U-NEXTにありました。
私の妻は、ポワロのドラマが大好きで、NHKで再放送を毎週観ております。もう「何周」したか分からないくらい観てますが、「何回観ても面白い」と申しております。