読書記録(2023年3月) - 2023.04.02 Sun

「今昔百鬼拾遺 河童」 京極夏彦
偶然、河童についての文章を少し前に読んでいたので、そうそう、河童ってそうなんだよね、と思いながら読む。登場人物たちの喋りで、事件捜査はなかなか進まないが、そのへんを楽しむのが、これなんでしょ。京極堂の妹、中禅寺敦子を中心に。カバー写真は今田美桜。女子学生姿だけど、20歳過ぎてるよねー。(3月10日読了)

「杉の柩」 アガサ・クリスティー
法廷シーンの印象的なスタートから、物語はさかのぼる。被告が実際に罪を犯したのか、ポアロが真相に迫っていく。…海外ものはクリスティーばっかり読んでるな、と思った、あなた(記事を読んでなきゃ気づきもしてないか?)、在庫豊富な図書館で借りているんです。(3月17日読了)

「猫の傀儡」 西條奈加
猫が人間をつかって事件を解決する。ヒトは傀儡(くぐつ)になるのだ。ふっふっふ。最後の事件が3話分くらい続くので、ちょっと長く感じる。(3月31日読了)
● COMMENT ●
京極堂
今、「書楼弔堂 三巻 待宵」を読書中です。
一巻目は読みましたが、二巻目は未読。今回登場するのは、徳富蘇峰とか宮武外骨、竹久夢二など。久しぶりに京極さんの文体に触れてますが、慣れるとなかなか面白い。京極氏も、もはや「重鎮」の域ですね。
>「猫の傀儡」
この表紙の猫の絵は、北斎ですかね? 「北斎漫画」じゃなかったですかね?
>在庫豊富な図書館
どこなんですか?
>又左衛門さん
猫関係のものは読みたい感が湧きますね。誰の絵か、解説には書いてありましたが、忘れました…。
東京の京橋図書館、新築オープン、カフェまでありますよ。
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