読書記録(2023年5月) - 2023.06.02 Fri

「中庭の出来事」 恩田陸
構成のわかりにくさ、繰り返し、で投げ出そうかと思ったが、飛ばし読みで一応終えた。とはいえ、ほとんど何もわかっていない。山本周五郎賞をとった、と後で知ったが、へええ! である。分かる人には分かるのだねえ。(5月9日読了)

「ヒッコリー・ロードの殺人」 アガサ・クリスティー
学生寮での不思議な盗難事件の連続。寮をあずかるのがミス・レモンの姉ということで、ポアロが介入いたします。彼が出てくると、そう、殺人事件になっちゃうんです。(5月17日読了)

「今昔百鬼拾遺 天狗」 京極夏彦
女性蔑視の旧態依然としたオヤジに対する女性陣の猛「口」撃には、ほんと、スッキリした。ここでの「天狗」とは、オレ様がいちばん偉いんだ、と思っているヤツのことになるだろう。古くさい「家」の問題が、いまのLGBT問題にも通じてくる。表紙カバーは今回も、今田美桜さん。(5月27日読了)
● COMMENT ●
便乗
京極さんの「書楼弔堂 松宵」を昨日ようやく読了しました。久々に面白かった。
次は司馬遼太郎氏の「覇王の家」を読むつもりです。本日届きました。家康の話です。大河で過去に「徳川家康」観てますけどね。先日の鳥居強右衛門の回良かったですね。
この「今昔百鬼拾遺 天狗」は新作でしょうか? 京極さんも今や会長なんですね。
>又左衛門さん
「〜天狗」は5年くらい前の作品かと思います。3部作なのに、最初のを読んでいないという(あんまり順序は関係ないかもですが)。
たしか......
たしか、私の記憶では、自害じゃなくて、「斬殺」されることになると思いましたが.....
「自害」は長男の信康のほうで、信長から迫られて、家康が苦渋の選択を強いられるはずと思います。嫁は代わりがいても、長男は代わりはいない。
築山殿は、かつて、池上季実子さんが演じられて、凄くよかった記憶があります。
補足
大岡弥四郎(大賀弥四郎)なる家臣が、武田と内通して謀反を企てるという話がありましたが、この男の処分がうやむやでした。
以前の大河では、この罪人は、土中に埋められて、頭だけ出して、道行く人々に首を木ののこぎりで引かせて、最大の苦しみを与えて殺すという残忍な処刑でしたが、今回はスルーでしたね。
>又左衛門さん
弥四郎の件も、築山殿が関わったと五徳が後付けで疑ったりするかもしれません。なにしろ真実なんてわからないですから。
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