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2020-01

「ヴィレッジ」 - 2006.02.10 Fri

「ヴィレッジ」ポスター
シャマラン監督の映画って、わりと楽しみなのだ。
「シックスセンス」はドンデン返しが評判になって一目置かれたが、「アンブレイカブル」「サイン」と、どこか「トンデモ」系な持ち味があり、変な意味で一目置かれた。
今度は、どんなの作ったんだ?と、大いに不安と期待が。
だいたい、M・ナイト・シャマランという名前が、なんか変。シャマランだかシャラマンだか、よく覚えられないところも困ったもの。(笑)

…それは置いといて、これは、思ったほどトンデモなくなかった。
ビミョーに怖いところがあるが、主題は「愛」と、人間にとっての「理想の共同体」についての、ひとつの考察か。

村人は、森に入ってはならない。そこに住む何か恐ろしいものと契約を結んでいる。
さっそく得体の知れないものの怖さを出してくる。森の不気味さというのは、もともとあるからね。
ホアキン・フェニックス演じるところの若者が、森の外へ行ってみたいと考え出すことから、村の平和に暗い影が差してくる。
そんななか、とんでもない事件が起きるのだが…。この事件は、けっこうショッキングで、ある意味、まだ映画の中盤なのにドンデン返しである。

ヒロインは、ブライス・ダラス・ハワード。もうすぐ公開の「マンダレイ」の主演女優という点で、私は注目して観た。彼女は、ロン・ハワード監督の娘。
「マンダレイ」は、ラース・フォン・トリアー監督の作品で、「ドッグヴィル」の、いわば続編だ。
「ドッグヴィル」に主演したニコール・キッドマンが出演を断ったと言われる「マンダレイ」。その作品に主演しているのは、どんな女優なのか、という興味があった。
その彼女、目が見えないながらも、愛のために一所懸命な、強く優しい女性を熱演していた。

エイドリアン・ブロディが、精神薄弱の役。
私は思うのだが、オツムが弱い演技というのは、ああする他に、やりようはないのだろうか。「ギルバート・グレイプ」のレオナルド・ディカプリオもそうだが、演じ方が、あまりに類型的に見えるのだ。
面白くない。


ブライス・ダラス・ハワードは盲目の娘の役
(c) Touchstone Pictures. All rights reserved.

「エイリアン」のリプリー(古いですか?)こと、シガーニー・ウィーバー、ずいぶん脇役だったなあ…。

最後近くのドンデン返しに、私は気づいていなかった。あとで、いろんな評を読んで、あー、そうだったのか…?と思ったのだった。
というより、ドンデン返しなのかな、あれ? 気づかなかった人、多いんじゃないかなあ。

シャマラン監督は、偉大なアルフレッド・ヒッチコック監督のように、自分の映画に出たがるらしい。今回は最後のほうで、ほとんど背中しか映らない上司の役だったらしい。(これも私は知らなかった。というより、シャラマン、あ、シャマランだっけ、監督が出演していること自体、考えてなかったから。)
考えてみれば、自分で脚本を書いて、好きなようにハリウッドで映画を作れる、幸せな身分だよね、シャマランさん。
(2月5日)

THE VILLAGE
2004年 アメリカ作品
監督 M・ナイト・シャマラン
出演 ブライス・ダラス・ハワード、ホアキン・フェニックス、エイドリアン・ブロディ、ウィリアム・ハート、シガーニー・ウィーバー、ブレンダン・グリーソン

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評価☆☆☆(3点。満点は5点)

● COMMENT ●

好きですよ、この映画。

冒頭の墓碑の年代を見逃してオチに気づかなかったって方が多かったみたいだけど、ボーさんはどうでした?
私は、箱から取り出した「セピア色」の写真が徐々に「カラー」に変わっていくシーンが好きでした。

>シャマラン監督
顔を知っていたので、戸棚(?)のガラス戸に映った顔で気づきました。
さすがに背中だけじゃわかんなかったと思ふ(^^;

>小夏さん

年代は見ていたのですが、その後、すっかり頭になかったので、私の中ではオチなしでした。(笑)
というか、覚えていても気づかないかも?(おばかさん?)

監督の顔もねー、よく見てなかったんですよ。これも、見ても気づかなかったかも。
鈍い観客で、シャラマン、いや、シャマラン監督としては、溜め息をついているかも。。。(>_<)

主題とメッセージ

今、ボーさんの感想を読んで、「最後近くのドンデン返し」という
言葉が気になりました。
それはいったい何の事を言ってるんでしょう??
私も分かってないって事かな? (^_^;
知りたいけど、ここには書けないですよね?

私は、この監督は、いつもメインとは違うところに、
自分のメッセージを込めているように思うんですよ~

例えば、「シックス・センス」なら、
メインは 人には見えないものが見える少年だけど、
本当に言いたいところは、ブルース・ウィリスのほうだったし、

「アンブレイカブル」でも、メインはこわれない男だけど、
本題はこわれやすい男のほうだったでしょう?

この作品も、愛とか共同体がテーマだと思いますが、
愛と正義の塊みたいな少女の 意外な裏切りが、
私は一番恐かったです。

>YANさん

はい、おっしゃるように、メインとは違うところに…というのは、ありますね。いいとこ突いてますよ!
たとえば下記のページで、シャマラン論が語られています。その論をどう受け取るかは人それぞれですが。
「ヴィレッジ」の「最後近くのドンデン返し」は年号の件なのですが、そのことも書かれていますので、URLをコピー$ぺーストして、見に行ってみてください。

http://toshy.axdap.com/movie/eigaron/18shyamalan.html

読んできました

ボーさん、面白い記事を紹介してくださって、ありがとう!
一つ一つの考察が、すんなり納得できました。
私が、なんとなく考えていた事と とてもマッチしていたからです。

「ヴィレッジ」の年号についても、それは気付いていました。
あと、「サイン」の解読も、この記事と私は同じような事を書いてましたね~
表現力が異なるので、あのような素晴らしい文章は書けてませんが・・・(^^ゞ
うれしくなりました。

>YANさん

紹介の記事、気にいってくださったみたいで、よかったです。
すごいですよね、ああいうふうに、まとめるのって。
私は「サイン」を観たときは、なんだか宇宙人が笑えるし、何かヘンな映画だなー、みたいな印象でした。でもシャマランって、ユニークなので興味を引かれるんですよね。


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