topimage

2017-04

「ポセイドン」 - 2006.06.16 Fri

ポスター
オリジナルは1972年の「ポセイドン・アドベンチャー」。私が映画を観始めた頃に、名画座ではなく、大きな映画館で観て、かなり印象に残った、ある意味、自分の映画史の中で記憶されるべき映画なのである。
また、この映画の後に、「タワーリング・インフェルノ」の公開が続き、パニック・アクション大作の“走り”となった作品だ。

ジーン・ハックマンの神父、太っちょのおばさんのシェリー・ウィンタース、可愛らしいキャロル・リンレー…懐かしいなあ。
船が転覆して、そこから脱出する、というアイデアが秀逸で、船の内部のセットが、すべて逆さまに作られているのが面白かった。
海上へ向かって、船の中を上へ上へと進むわけだが、それは、船の構造的に言えば、船底へと向かう冒険になる。そのへんが、気が利いている面白みなのだ。
「モーニング・アフター」という主題歌も印象的で、映画の中の主題歌というものを認識した映画でもあった。歌ったのはモーリン・マクガバン。この曲はアカデミー主題歌賞をとっている。

オリジナルのほうの話は、このくらいにして、リメイクであるが。
すっきりと、まとめていて、これはこれで面白い…かな。
船は、すぐに引っ繰り返って、脱出行がスピーディーに進む。
情感なんてものは、おあいそ程度に付けてあって、感動も何もあったもんじゃないですね。浅いです。
だから、そういう深いドラマティックな方面は捨てて、ただ、脱出のスリル、アクションを狙ったのだとすれば、それでもいいのでは?というところ。
オリジナルに、かなうわけがないんだから、と開き直って作ったのかもしれない。(笑)

脱出のしかたは、オリジナルとは、ずいぶん違うのではないかと思う。(オリジナルをはっきり覚えているわけではないけれど。)
狭いところを通ったり、水中を潜ったり、高いところを渡ったり。なにしろ、スリルを生むには苦労しない状況なのだ。

足を挟まれた彼氏を心配するエミーちゃん
(c) 2006 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

今回、100分足らずで、短めに、まとまっているのも、よかった。これが長かったら、つらい…というか、話が簡単だから、長くならないか。
脱出メンバー全員が、あんなに水中で息を止めていられるわけないじゃん、とか、アンタ、足を挟まれてたわりには元気じゃん、とか、ツッコミを入れたい場面もありますが、まあ、映画だし、いいか。

ジョシュ・ルーカスが、はじめは一匹狼的で自分勝手な男なのかと思ったら、けっこう、いいヤツなのが意外な展開ではあった。
私のお目当ては、「オペラ座の怪人」の歌姫エミー・ロッサム嬢なのは、いうまでもない。歌は歌わなかったが、まあ、いいでしょう。(映画が違うんだから、歌わないって。)

観ている間は楽しめるけど、あとに残るものは、あんまりないなあ。
オリジナルの「ポセイドン・アドベンチャー」での主題歌に匹敵する歌も、なかったし。

こう見てくると、「まあ、いいか」が、いっぱいな映画だね。

(6月10日)

POSEIDON
2006年 アメリカ作品
監督 ウォルフガング・ペーターゼン
出演 ジョシュ・ルーカス、カート・ラッセル、エミー・ロッサム、リチャード・ドレイファス

トラックバックは、【待宵夜話】++徒然夢想++様ポセイドン@映画生活様FLIXムービーサイト様、映像全般を楽しもう(ブログペットのグループ)に。

評価☆☆☆(3点。満点は5点)

● COMMENT ●

これは

カート・ラッセルがジーン・ハックマンが演じた役をやってるんでしょうか?だとしたら、うーーーむ、辛いっす・・・。
ジーン・ハックマン好きなんだもーん。

でもCGがこれだけ進歩した今、きっとすごい迫力の映像でしょうね。先日映画館の予告で見ただけで怖くて見る勇気なくしましたもん。(^^;本気で怖くなりそう・・・

>紅玉さん

えーとね、今回は役柄からして違います。神父、出てきませんから。
前作のハックマンに近い役となれば、ラッセルになりますけどね。

迫力は、あるんでしょうねえ。どうも、映画を見慣れてしまっているせいか(?)、新鮮な驚きがなくて。怖くないし…。こういうのも不幸かも。

小学生の頃テレビで

前作は小学生の時、「○曜ロードショー」(古い話であいすみません・・恥)の2週連続の前後編で見た覚えがあります。
兄や家族につられて見たのですが、すごーーーく怖かった。
水の中で泳いだおばあさん?が上がった後心臓麻痺っぽくなったり、神父さんが最後滑り落ちて行ったりしたことのシーンだけが、いまだに強烈な印象になっています。あと便器がさかさまだったこと(笑)。
私の中ではとてもとても怖い映画なので、今再び見る勇気は無いかもですぅ~~。
紅玉さんおっしゃるように、宣伝映像(私のバヤイはテレビですが)見ただけで怖くなりました。うぎゃ~~。

>こころさん

月曜ロードショーあたり? 私もお世話になりました。
子ども心には、きっと怖いでしょうね。火事、爆発、洪水、閉所、高所…何でもありのパニックですから!
誰かの命が危ない!という場面は、やっぱり印象に残ります。
今回のは、それほどでもないんですよ。その点では、何か薄っぺらなところがありました。
こころさん、よければURLつけてください。私のほうからは、不明で行けない状態です。(って、サイトお持ち…じゃなかったでしたっけ?)

息を止めつつ……。

 BJさん、こんにちは! 文中リンク&TB、どうもありがとうございましたm(_ _)m

 観ながら、登場人物たちと一緒に水中で息止めてみたんですけど、私は途中で溺死確実でした(^^;)

>香ん乃さん

私も、映画の人物が息を止めて潜る場面では、なんとなく、いっしょになって止めてることが多いです。
まず、もちませんね! 一般の人間には無理ですよ。
ま、映画ですから!

うちに付いたTB先から飛んできました。
TBされたところについてたTBの中で読もうと思ったところがここだったってことです。
今、思い出すと、ちょっと物足りなかったなぁと思ってます。
とはいえ、考えられるスリルは全部表現してあったようにも思いますが・・・。
オリジナルの脱出は、船底の水面にでているであろうところへ向かい、
そこで水上に来ていた救出部隊に船底を切ってもらってめでたしめでたしでした。
これ、原題は「MAYDAY」なんですか?貼られているポスターのような画像に
そう書いてあるので。
緊急事態の時に使う「メーデー、メーデー(綴りを知らない)」と
5月のある日ってのとを掛けてる?
あまり掛けてる意味がわからないけれど(汗)

たしかに、ま、いいかな映画でしたが、旧作を思い出させてくれてありがとうな映画でした。

>hiraikunさん

いらっしゃいませ!
リメイクでは、人間ドラマじゃなくて、パニックのアクションに力を入れて作ったようですね。
沈没するまでの時間は実際、90分くらいだろう、というので上映時間も同じくらいにまとめた、という話も聞きました。

原題は「ポセイドン」です。MAYDAYは、緊急事態の「メーデー」とMAY(5月)12日、たぶん公開日とを引っ掛けた言葉ですね、きっと。

また遊びにきてくださいね~。

コメ&TBありがとうございました

上のコメントの、船が沈む時間に合わせた上映時間というのは初耳でした。確かに、カットも多いはずの映画で、船がいつまで経っても沈まないのはおかしいですもんね~。
「ポセイドン・アドベンチャー」とはかなり時間を置いて観たのもあって、子供が溺れそうなところは涙腺にきました。なんでそんなところに行っちゃったんだというツッコミもありますが(笑)
残る物はないけど、現実を忘れてスリル楽しめる映画でした。

>宵乃さん

私も、そんなこと忘れていて、初耳のようでした!(自分で書いておきながら?)
「ポセイドン・アドベンチャー」は多少、特別感を抱いている映画なので、そちらの話を多く書いていました。ブログの初期の頃って、いっしょけんめい(長めにも)書いています。最近は簡単な場合が多いです…。

こんばんは。

「いいか」てしたか。(^^;

一度、観ておきたい作品ですね。
沈む時間で作られているのって、なにげにリアルですが、そこにきちん観れるように物語をまとめるのは難しそうですね。

そういえば、「超時空要塞マクロス」も第1話のSP番組はたしかリアルな時間で進んでいたかと。

>白くじらさん

おはようございます。
もう、どんな内容だったか忘れていて、最近観た「ポセイドン・アドベンチャー」との比較もできないのですが、なんか、脱出のアクションものでしかなかったのかなと、いま思っています。
しかも、主演ジョシュ・ルーカスって、誰?みたいな(苦笑)


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/549-b9ce13ad
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ポセイドン~

ポセイドン観てきました。海猿に続く船モノのパニック映画。これがポセイドン号近代的な客船だね。外観は全てCGを使用しているらしく、オープニングシーンでは、実写では不可能であろうカメラワークをみせてくれる。そしてこの船が、巨大な波におそわれる。でけー波!この

「ポセイドン」大味だけど楽しめる

「ポセイドン」★★★ジョシュ・ルーカス、カート・ラッセル、エミー・ロッサム主演ウォルフガング・ペーターゼン 監督、アメリカ、2006年あんな大津波が来るのが何故分からなかったんだろう、まあ、昔はそうだったんだろうな。そんなふうに設定を飲み込ん...

ポセイドン

 コチラの「ポセイドン」は、1972年の「ポセイドン・アドベンチャー」をリメイクしたパニック映画なのですが、チケット代は当時に比べて倍近くでも、アメリカではオリジナルの興行収入に及ばなかったいわゆるコケちゃった作品です。  豪華客船の「ポセイドン」号が転覆...

映画「ポセイドン(2006)」観た

製作:アメリカ’06 原題:POSEIDON 監督:ウォルフガング・ペーターゼン 原作:ポール・ギャリコ ジャンル:パニック/アドベンチャー/サスペンス【あらすじ】新年を祝っていた豪華客船ポセイドン号が、突然の異常波浪に襲われる。船は転覆し、僅かに生き残った者たちは船長の指示でその場に留まることに。しかし、ギャンブラーのディランは脱出を企て、彼を信じた数名がそれに協力する。オリジ...

「ステイ」 «  | BLOG TOP |  » 「張込み」

gooブログで当方URLが勝手に、はねられ、TBも行かない件。お返事をいただいた。違うgooブログ宛てであっても、同じURLからまとめて多量に送るのはダメで、あくまでも目安だが、10分間以内に3件以上トラックバック送信等実施した場合、規制対象になる可能性がある、という。3件送信した場合、10分ほど間隔をあけてから次のトラックバック送信をしてください、という。3件で「多量」ですか。映画のTBをするときは、まとめてしちゃうのが普通なんですけど、そんなんだったら、めんどくさくて、やらなくなるよ。みなさんも規制対象にならないように、お気をつけください。 この仕組みを知らずに規制されてしまったブロガーさんが他にもいるだろうに…改善してくださいと言っておいたが、返事はない。改める気なんかないんだろう。でも、改善しない限り、上記文章は削除しません。 あ、でも改めたとしても、わざわざ知らせてなんかくれないだろうから、永遠に削除できないな。(笑)(2015年1月問い合わせ済)


マリリン応援+映画雑文などのブログ。
下のほうにアクセスランキング、ツイッターがあります。



日本マリリン・モンロー・クラブ 会員募集中!

このブログのトラックバック・ポリシー (2009年1月10日、修正)

過去の記事の一部には「ブログランキング参加中~」という文面がありますが、現在はブログランキングから離脱しています。該当するすべての文章を削除することは大変なので、そのままにしてあります。

映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。 自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。


黒猫マリリンはカーソルで、かまってやってね!
鳴いたり、手を出したりするよ!


クリックで救える命がある。

プロフィール

ボー・BJ・ジングルズ

  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

ブログ内検索

最近の記事

最近のコメント

最新トラックバック

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

アクセスランキング(30日分累計)

Twitter

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード