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2017-08

「バンド・ワゴン」 - 2006.07.01 Sat

DVDジャケット(外国版)
1940~50年代に全盛期を誇ったアメリカ・ミュージカル映画群の最高傑作と言う人も多い一作だが、私は、それほどとは思わなかった。
フレッド・アステアが演じるのは、落ち目のミュージカル・スター。友人の作家夫妻の誘いに乗り、新作の舞台にトライする。

アステアの相手役になるのが、シド・チャリシー(シャリースという表記もする。そのほうが実際の発音には近いらしい)。彼女は、子どもの頃から習っていたバレエを生かして、ミュージカル映画を中心に活躍した。
私には、この「バンド・ワゴン」の前年の作品「雨に唄えば」でのジーン・ケリーとのダンス・シーンのほうが印象的なのだが、本作でのアステアとの最初のダンス「ダンシング・イン・ザ・ダーク」(“Dancing in the Dark”)は、とてもロマンティック
カップルで踊る優雅なダンスの男性パートは、アステアが一番! このうえなくエレガントさが増すのだ。

曲としては、アステアが、しっとりと歌う「バイ・マイセルフ」(“By Myself”)が記憶に残るし、アステア、ナネット・ファブレイ、ジャック・ブキャナンの3人が並んで赤ちゃんに扮して歌う「トリプレッツ」(“Triplets”)は面白い。三つ子の歌で、もし拳銃を持っていたら他の子を撃って、ひとりになって、せいせいしたい、というような、仲の悪い赤ちゃんたちのコミカルで早口な歌。

ラストの「ガール・ハント・バレエ」(“The Girl Hunt Ballet”)は、アステアが私立探偵になって、シド・チャリシーと踊るのだが、ハードボイルドなドラマ仕様になっている。拳銃の発射音を効果音的に加えていたりもする。
でも、こういう長めのダンス・シークエンスとしては、私は「巴里のアメリカ人」などのほうが好き。

私は、アステアとチャリシー以外のキャストが、少し弱いと思うのだが、単に、好みの問題なのかもしれない。
「ザッツ・エンタテインメント」(“That's Entertainment”)が歌われる点も、この頃のミュージカル映画の代表の1本としての存在、にふさわしいのだろう。

(6月24日)

THE BAND WAGON
1953年 アメリカ作品
監督 ヴィンセント・ミネリ
出演 フレッド・アステア、シド・チャリシー、ナネット・ファブレイ、ジャック・ブキャナン、オスカー・レヴァント

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バンド・ワゴン@映画生活、映像全般を楽しもう(ブログペットのグループ)

評価☆☆☆(3点。満点は5点)

● COMMENT ●

バンドワゴンって ショーが当たらなくて 卵画像がでてくる映画でしたっけ?
アステアとチャリシーが踊りながら 馬車に乗ったり?

三つ子の赤ちゃんの踊りは楽しいですよねぇ。
「あなたの映画を図書館で観ました」という台詞があるんですよね。
アステアの映画は どれもゴッチャになっていて題名と内容が結びつきません。
でもダンスシーンは印象的です とくにハードボイルド探偵風ダンス。

>Nanakonaさん

そうそう、ショーが当たらないのも、ダンス&馬車も、その通りです、「バンド・ワゴン」。
今回で2回目の鑑賞でしたが、同じような印象でした。

シド・チャリシーはダンスが専門で、歌のパートになるとナネット・ファブレイが活躍するんですよね。
彼女は作家夫妻の役なのに、なんで自分で劇に出てるんだよ?と思っちゃいましたよ。

オイシイとこ総取り

でしたね、このシリーズは。

「アニーよ銃を取れ」からでしたっけ?「踊る大紐育」ときて「バンド・ワゴン」
「ショーほど素敵な商売は無い」から「ニュー・ヨーク、ニュー・ヨーク」ときて「ザッツ・エンターテイメント」で大団円でしたら完璧ですね。

ただ、今観ると、さすがに50年以上前の映画は、ドラマ部分がカッタるくなってるのも事実。私は、通しで観るのはツライので、主に「ザッツ・エンターテイメント・1・2」が専門ですけど。

>lalakiさん

え、なんのシリーズですか? えーと、何か共通項がありましたっけ?

この頃のミュージカル映画は、ひととおり観てみたいのですが、まだまだ、たくさんあります。アステアだけでも。
ドラマ、そんなに、かったるくないですよ~?

好きですが、何となくボーさんと一緒?

『バンド・ワゴン』好きな作品のひとつです。
「Dancing in the dark」は好きな歌ですし、あの2人の公園での踊りはチャリシーの白いワンピースとアステアのエレガントなサポート、後半の盛り上げ方(階段を登る踊り)は見事ですね!
チャリシーの長く健康的な(?)脚に同姓ながらウットリしてしまいます。
「トリプレッツ」も最初見たとき、歌詞の内容に噴出しまくりました。「バイ・マイセルフ」もステキだし!
しかしながら、物足りない点が幾つか・・・
「ガールハント・バレエ」は後半の(チャリシーが赤いドレスの女になってから)踊り部分までがちょっとかったるい気がしますね。
それと、あの作家夫婦のシーンが多いし、意外と濃いのに完全体ダメキャラにもなってないのでイマイチ、入れない・・・(笑)。
最後に「ザッツ・エンターテイメント」を皆で歌う場面。あれはもうちょっと工夫して欲しかったかな。
並んで拳を振り回して1つの曲を一緒に歌うとかじゃなくって、踊るとか、なんとか。
チャリシーが満面の笑みじゃないのがごっつい気になります。まだ何か悩みを抱えているような(笑)
(彼女、作り笑いが出来ないのか、あの気弱そうな眉毛が同情を誘ってしまうのか・苦笑)
それでも使われている曲はいいし、好きな映画なんですけどね、あと一工夫、欲しかったかな?

>uniko@ニャンくんさん

長文ありがとうございます! 最初、携帯から読んだとき、この長いコメントは、いったい誰だ!?と思いました。(^○^)/

シド・チャリシーは、バレエ出身なので、ダンスの名手ではありますが、他の場面では、あんまり自信がなかったのかも。歌うところも吹き替えされたみたいですし。

一番おかしい曲は「トリプレッツ」ですよね。3人並んで歌うので似たような感じのが他の映画にあったような気が。

やっぱり公園でのダンスが素敵です。「ザッツ・エンタテインメントPART1」にも入ってましたよね?

ガールハント・バレエは、ダンス自体で魅せる感じが少ないのが、ちょっと不満。
そう、全体に、突出した点がないように思うのです。

一番好きです。

フレッド・アステアは良い映画にいっぱい出てますが、このバンドワゴンが個人的には一番好きです。
チャリシーと踊るとこも好きだけど、特に好きなのは、ニューヨークに出てきて、靴を磨いてもらいながら踊るシーン。
何度見てもなんか励まされて、涙ぐみそうになります。
あとは、三つ子の喧嘩歌とか。

>ばけさん

いらっしゃいませ! コメントありがとうございます。
アステアは軽妙洒脱といいますか、お洒落なところがいいですよね。
ダンスに加えて歌もうまいですから、いうことなしです。
私は彼の映画は、どれが最高、といえるほどの数を観ていません。これから、どのくらい観られるかですね。
(本数からいえば、ジーン・ケリーの映画のほうを多く観ています。)

また、遊びにきてくださいね!

「雨に唄えば」と比べると

やや地味な印象ですよね~。どちらも劇中劇があまり面白く思えなかったですし。昔ながらのミュージカルがちょっと苦手なせいかもしれませんが。
でも、あの公園のダンスは本当にロマンティックで素敵でした。ダンスの前の沈黙のおかげで、気持ちが高まっているのが伝わってきて。
あと、上のコメントの方があげている靴磨きのシーンも好きです。
ミュージカル映画ファンなら見ておきたい作品でしたね。

>宵乃さん

この映画は、あんまり思い出さないのですが…劇中劇、ありますね、たぶん(笑)。アステアのことですから優雅なダンスがメインでしたでしょうか…。
「雨に唄えば」は何度か見たので、わりと覚えていますけれど。

40~50年代のミュージカルは、放送があれば見ておきたいですが、めったにないので、見ていないものが多いです。


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