「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」 - 2006.07.29 Sat
え、ジャック・スパロウじゃないってば。ぼくが書いた前作「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」の感想文を見てもらえば分かるけど、海賊の船長じゃなくて、ハンサムなお猿さんだよ~。
今回も、ぼくは映画に出ているんだ。すごいでしょ。
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(c) 2006 Disney Enterprises, Inc. & Jerry Bruckheimer, Inc. All rights reserved. |
今度のお話はね…。
海賊船の船長になるために、ジャック・スパロウは悪霊デイビィ・ジョーンズと、ある契約をしていたんだ。で、約束の期限が来て、スパロウ船長は、なんとかそれを逃れようとするわけ。
デイビィ・ジョーンズの心臓が、箱の中に入っていて…体の外に心臓があって、本人は生きてるのかって? 普通の人間じゃないからさ。ジョーンズって、悪霊だよ?
それから、ウィル・ターナーのほうは、ジャック・スパロウを逃がした罪で捕まって、取引を持ちかけられるんだ。ジャックの持つ羅針盤を手に入れたら、婚約者のエリザベスともども許す、という話になってさ。
スパロウ船長は、ジョーンズの心臓を手に入れれば、相手の弱みを握れるから、ウィルに協力するふりをして、彼をジョーンズの船に送って、箱の鍵を取ってこさせようとするんだ。
…たぶん、そんなような話だと思ったけどさ、違ってたら、ごめんね。猿だから映画観ても、残念ながら人間の記憶力には負けるよ。(笑)
なんで、ウィルの目標が、羅針盤から箱の鍵になったのか覚えてないさ。スパロウ船長が、うまいこと言ってたんだよね、きっと。
人食い人種に捕まって逃げるドタバタや、タコの怪物みたいなクラーケンに船を襲われたり、鍵をめぐって三つ巴(みつどもえ)のチャンバラがあったりと、お楽しみは、いっぱいあるよ。
でもねー、BJさんに感想を聞いたら、観ていて、ちょっと飽きたんだって。ひどいよねー。
映画の前のCMや予告編が25分もあって、ダメ押しで、あの最悪な「海賊版撲滅キャンペーン」のCMまであって、映画が始まる前に、もう、うんざりしていたらしい。
いくら海賊映画だからって、海賊版撲滅キャンペーンのCMは、いらないと思うんだけど(笑)。見たくないCMを見せられるのって、一種の暴力だよね。
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BJさんは「スター・ウォーズ」とか、アクションものの続編に相性が良くない場合があるらしいよ。「X-MEN」とか「スパイダーマン」とか、続編のほうが面白かったのもあるみたいだから、一概には言えないんだけどね。
飽きる場合って、新鮮味がないんだって。
それに、BJさんは、ウィルの父親のことを、前作のバルボッサかと勘違いしてたらしい。ウッソーって感じだけど。
あと、ベケット卿とか、エリザベスについてきたノリントンというヤツが、前作でどういうキャラだったのかが思い出せなかったって。
そうならないためにも、この続編を観る前には、前作を観ておくといいよ。
今回、スパロウ船長よりも、ウィルのほうが活躍したと思うんだ。デイビィ・ジョーンズの船に乗り込んで、鍵を奪おうと頑張ったのも彼だしね。
ジョーンズの顔は見ものだよ。タコ足が顔になったみたいで、ものすごくユニークだから。よく出来てる!
最後にスパロウ船長は絶体絶命の危機に見舞われるよ。それが何なのかは観てのお楽しみ。
それからね、ラストシーンには、びっくり! こう来るか!と思ったよ。BJさんは、おお、これは!と、カッコ良さにゾクッときたんだって。でも、そういう場面は、そこだけだったって。うー。
ラストシーン、ぼくが嬉しいのは当然なんだけどね。
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前作同様に、エンドタイトルのあとに、ちょっとした場面があるから、最後まで帰らないように。まあ、お馬鹿な場面ではあるけどさ。
それにしても、エンドタイトルって長すぎるよね、最近の映画って。かかわった人すべての名前を出すのはいいけど。
でも、そのあとに何かがある場合があるから、見逃すのは惜しいと思うんだ。のんびり音楽を楽しむような気持ちで座っててほしいな。
BJさんは、あんな終わり方されたんじゃ、3作目も観なくちゃだな、と言ってたよ。製作者側の思うツボだよね。(笑)
さて、長くなったけど、終わりだよ。
BJさーん、今度も代わりに書いたから、バナナちょーだーい!
(7月23日)
PIRATES OF THE CARIBBEAN:DEAD MAN'S CHEST
2006年 アメリカ作品
監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演 ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ビル・ナイ、ステラン・スカルスゲールド、ジャック・ダベンポート、ケヴィン・マクナリー
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Rocking Chair Blog様
評価☆☆★(2.5点。満点は5点)
● COMMENT ●
あ、さすがに
>小夏さん
しかも、コンパスが「あの人」を指しているのも、気づいてない。わはは。
集中力欠如か!?
どうも、たわいない新鮮味のないアトラクションのような気分で観てました。
お笑いにしても、それほどの場面は少なかったしね…。
最初、星3つにしたけど、減らしました。メジャー大作には厳しくしないとね!?
ふじつぼ
最初のだるい人間関係のいきさつをカットしたら30分は減らせると思いました。オヤジとバルボッサって似てますよね。私は前作を見ていなかったんでオヤジが何故か大復活して助けに来たのかと思ってしまいました(笑)。
たしかにあの予告編の長さには映画を見る前にダウンしてしまいますよね。そして見たくないCMを大画面でドアップで流されるのもww。人は人間の顔をしたグラフィックにストレスを感じるらしいです。
>てくの詠画さん
はい、長いです。前回も2時間以上ありましたが、今度も長い。観ている子どもは疲れます。
オヤジ、出てきたときに「私は海賊バルボッサではない」と断ってくれないと困りますよねえ。(笑)
「海賊版撲滅キャンペーン」CMへの苦情は劇場などには届いているはずですが、どうにもできないのですかね。
そう言えば・・・
最初の予告、25分もあったのですね!
私、「デジャ・ヴ」と言うタイトルの予告編観てて、フラッシュ画面が多すぎてクラクラして(+_+)予告編は目を伏せてました。多分アレ(例の墨汁涙)が来ると思ったので下、向いてました(案の定、来ましたネ・・・)
あ、コメント&TBありがとうございました。
勝手な憶測ですが、お次は、いい意味での裏切りの展開があったらエエですね!
期間も短いし、それこそ「2」と同じような感じやったら今度は私が飽きちゃうかも、です(^^ゞ
>uniko@ニャンくんさん
初めの予告編は、せいぜい10分くらいが限度でしょうか。
海賊版撲滅CMも、いいかげん新しいのにしてほしい…(また最悪なのができたら、どうしましょ)
パート3は、キース・リチャーズが出るとか? それも楽しみ。
バナナあげたいっ♪
やっぱり映画はただホメりゃいいってもんじゃありませんよね。
隣のカップルも、席を立つ時「あのフジツボ男と最後の人って同じ人だよね」と話し合っていましたが、その誤解がとける日はいつになることやら(^^;
>kiyotayokiさん
感想をHPに書いているときから、会話調とか、インタビュー形式とか、いろいろやってます。(「チャーリーズ・エンジェル」や「サンダーバード」などなど、あります。)
そのほうが面白いですし。後で読んで、何よりも自分自身、面白いと思っちゃいますね。自分がいちばんのファンです。
あ、やっぱり、人物の区別がついていない人がいるんですね。私だけではなかった…安心。(^_^;)
やっと見ました(笑)
ボーさん
公開当時は全然興味を示さなかった子供が
漫画「ワンピース」の影響で急に見る事になりました
う~ん緊張感ない映画でしたね(何度も眠気が)
前作の方がまだ面白かったかな
子供はそれなりに楽しんでましたが
タコ男?が出た時に「旨そう」と言ったら睨まれました(汗)
>dora21さん
つまらない、という同志を見つけると、なんだか嬉しいですね!
この映画、ネットのMOVIE WALKERかなにかの投票で、1位になってるんですよ、最近。それはそれでいいんですけど、私としては、ふーーん、って感じ。
緊張感、ないですよね! そういうキャラですし、スパロウ船長とか。
違った意味で3作目が楽しみです。
お猿のジャックえらい!
お猿のジャックが大活躍ですね~
私も断然、一作目のほうが面白いと思いました。
ジャック・スパロウがひたすらお笑い方向に走っていったのも、
私の中では物足りなかったですし。
それでも、ジェットコースター・ムーヴィーのように、
高揚感がずっと続いていましたよ~
こんなに楽しい船長は、もっと観たいなって思いました。
>YANさん
そのくらいのバナナはあります!
お笑いとして見れば、いいのかな…。でも、そんなに面白くもなかったし…。
もちろん乗せられて3作目も観てしまい、その感想もジャックに任せています。
さすがに4作目はなかろうと、安堵している今日この頃です~。
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とりあえず、2時間半お疲れさまでした。
うん、確かにちょっとばかりダレた部分もあったかな。私はそれほど気にならなかったけどw
今回、ロマンスの要素を持ち込んだことに賛否両論あるようですが、私はオッケーでした。
例えば、「北を指さないコンパス」について明かされた事実。「真に欲しいものを指し示す」という曰くありのコンパスをエリザベスが持つと、決まって指すのは「あの人」ばかりなり。こういった繊細な描写にドキッとしちゃう私なのでした。むふふ♪
TB&毎度の記事内リンク、ありがとうございました。