「ネバーランド」 - 2005.01.15 Sat

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FINDING NEVERLAND
2004年 イギリス・アメリカ作品
監督 マーク・フォースター
出演 ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット
「ピーター・パン」を書いたジェームズ・マシュー・バリと、ある一家の交流を描いた作品。
バリにジョニー・デップ、デイビス家の母親にケイト・ウィンスレット、デイビス家の子どものひとりピーターにフレディ・ハイモア。
ちまたの評判のいい映画だが、すまない! あんまり、いかんかった。
まず思ったのは、結婚というのは、なかなかうまくいかないものだなあということだった。
バリは、未亡人(現実の話では、夫は生きていたらしい)とその子どもたちと仲良くなって、しまいには彼らと一緒に過ごす時間のほうが、奥さんといる時間より長くなってしまう。
いくらなんでも、そりゃないでしょ。奥さんが可哀想。
バリは、デイビス家とは友人として付き合っていると言ってるけど、行きすぎでしょう?
バリは絶対、未亡人が好きなんだって思ってしまう。
バリの奥さんはバリが好きで結婚したはずなのに、うまくいかなくなっている。その悲しさを演じたラダ・ミッチェルはよかった。私はあなたの味方です。
ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレットは普通だし、ダスティン・ホフマンなどは、ほんの端役。天才子役と言われるフレディ君も、別にたいしたことない。
それより「ピーター・パン」の劇で犬を演じたアンガス・バーネットがおいしい役だったし、ピーター・パン役のケリー・マクドナルドが可愛い。
終盤は泣かされるが、そういう展開だからしょうがない。あまり気にいっていないとなると、感動するよりも、あざとい、と感じてしまうものなのだった。
信じること、夢や想像の大切さ、人に対する優しさ、など、素晴らしいテーマは多いから、この映画が好きだという人はたくさんいると思う。
たんに私が、ひねくれているだけである。
「どんなところなの、ネバーランドって?」
「いつか、連れていってあげるよ」
(1月15日)
この記事の分類「映画感想(私にとっての難あり映画)」についての説明は、こちら。
評価☆☆(2点。満点は5点)
● COMMENT ●
コメント
TBありがとうございます
コメントしたあとでTBまではいらないかなと思いましたが、つけさせていただきました。
私の場合は、とにかく、バリが夫婦仲を改善しようとする努力が見えなかったのが不満です。遊ぶなら離婚してからしろって感じ。
どうしようもなかったんだといってしまえば簡単ですが、結局、他の女に気持ちが向いてしまったとしか見えないですよね。
その不満
ただ、バリは、デイビス家の奥さんそのものよりも、
子供達のいる雰囲気が気に入っていたんじゃないかなと思います。
女性より少年・・・みたいな事も考えられませんか?
>YANさん
感じよくないと思っていただいただけでも、うれしいです。
結婚相手をないがしろにしたままなのが、いかんのですよ。
悪い評価をしてるのは私くらいでしょうねー。再見したら見方が変わったりして?
お邪魔します^^
私はジョニーファンですので、それだけでOKな作品なの
かもしれないのでσ(^◇^;)ボーさんのように思われる方も
いるんだなあと色々な観方があると勉強に?(笑)なりました^^
そうそう、いつも言おうとして、すぐ送信してしまって
いたのですが、動物大好きなので、訪問すると黒猫
マリリンと遊んでます。かわいいですね^^
ノーマジーンには、中吉ですって言われたことが
ありました(笑)
>ひろちゃんさん
違う意見でも、ちゃんと聞いてくれる方は嬉しいです。
猫ちゃんたちとも遊んでくれて、ありがとうございます!
これからも可愛がってくださいね!
奥さん可哀想
古い記事にTBでごめんなさい。
劇中でもシルビアのお母さんが、ジェームスに向かって「あなたが見るべきなのは奥様の方じゃないの?まずは家庭をしっかり守るべきよ。」というようなことを言いますけど、その通りですね。
大好きなジョニデですが、そこはやはり良くないなーと思いました。
奥様が自分を理解してくれないなら、もう少し自分から歩み寄ることも大切ですよね。
>ノルウェーまだ~むさん
いいえ、記事を探していただいて、ありがたいです。
良くないでしょー!?
奥さんとの関係をちゃんとしないでいるのが、この映画では、すごく引っかかったんですよね。
どこがいい映画なのか、時間がたった今となっては、なおさら分からなくなってます。(苦笑)
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この映画で男女関係が描かれなかったらと思いますね。事実に着想を得ているのだから仕方ないかもしれませんが。。でも、誰かを不幸にしている映画でカタルシスは得られないかなあ。。
僕も、この映画の不評をなかなか見かけないなあと思ってたのですが、感覚が似ている方に出会えてよかったです。