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2019-11

「フラガール」 - 2006.10.12 Thu

フラダンスで大団円! 優ちゃん最高です。
(c) 2006 BLACK DIAMONDS

笑って泣いて感動して、の一大娯楽作! 完璧じゃないですか。
ラストのフラダンス、とくに蒼井優さんのソロ演技の素晴らしさには大感動!!

フラダンスで、ぞくぞくするほど、泣けるほど、感動するなんて!
いままで蒼井優さんの映画は観たことがなかったが、俄然、注目!

フラダンスの先生役の松雪泰子さんもいいし、蒼井優さんの親友役の徳永えりさんもいいし、子持ちダンサーの池津祥子さんもいいし…ちょっと不安だった、お笑いの南海キャンディーズしずちゃんも、うまくハマってた。なにしろ、みんな、いいのだよ! 
この映画、すすめてくれたSさんには大感謝です。

舞台は昭和40年、福島県いわき市。人員削減に追いこまれた炭鉱会社は、温泉を利用したレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の建設を始める。炭鉱町の娘たちをフラダンスのダンサーとして出演させるため、東京からSKD(松竹歌劇団)に所属していたダンサーを先生として招き、特訓が始まった…。

観るまで知らなかったが、この映画、常磐ハワイアンセンター誕生の話でもある。その名前は、聞いたことがあった。(現在は「スパリゾートハワイアンズ」というらしい。)
そうか、こういう経緯で作られたのか、という興味も持ちながら、映画を楽しんだ。

先生役の松雪泰子
(c) 2006 BLACK DIAMONDS

泣かせるのは、多くが「別れ」のシーンだ。
その「別れ」ひとつひとつの場面において、これでもかこれでもか、と涙腺を刺激してくるのには参った。
う、やられた!という、上手い、上手すぎる展開が、ぎゅうぎゅう詰めなのだ。
こらえきれず、涙が、だあだあと頬を伝いましたよ。嗚咽しそうで体が震えた。やばかったー。

昔ながらの炭鉱中心の暮らしに固執して、フラダンスを頑張る娘の蒼井優さんを応援できずにいた母親(富司純子)が、だんだんと変わっていくところも感動的。
この母親が、ある場面に遭遇するのだが、私はここで、てっきり、彼女がハワイアンセンター側の味方につくだろうと思っていた。ところが、そうではないのだ。まだまだ、なのだった。ここは、決して安易に流れない、リアルな脚本だなあと感心してしまった。
その後、母親は思いがけず、娘の練習を見ることになる。たぶん、初めて、娘の真剣な練習姿を目の前にする。たっぷりと。
時代の変化を受け止めて、前に進まなければいけない。
この映画は、そうした前向きのパワーも溢れている。


斜陽の炭鉱の町を舞台にした映画では、たとえば「ブラス!」はブラスバンド、「リトル・ダンサー」はバレエ、「遠い空の向こうに」はロケット。みんな何かに熱中して感動を呼ぶ。
厳しい生活環境の中で、一所懸命に輝く「生」というのは、絵になるんだね。

親友のくれた花飾り、男湯への乱入、サングラスの贈り物、駅での愛のフラダンス…断片的に思い出すだけでも感動してしまう。よく出来てると思う。
思い出して書いているだけでも泣けてくる。
ちょっと(すごく?)ベタで、話も大筋は分かりきっているのだけど、それでも感動させてくれる、とっても素敵な愛すべき逸品。

人を楽しませたり笑わせたり泣かせたりする映画は、偉大です。

去年の「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じように、賞レースでは上位をとるでしょう。
アカデミー賞の外国語映画賞の日本代表にもなりました。最終候補まで、そして、あわよくば受賞まで…行けたらいいな。

こんな私の解説などは必要なしに、ぜひ、観てほしい映画です。

(10月8日)

2006年作品
監督 李相日
出演 松雪泰子、蒼井優、山崎静代、池津祥子、徳永えり、豊川悦司、岸部一徳、富司純子

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評価☆☆☆☆★(4.5点。満点は5点)

● COMMENT ●

書き込み、間違えましたぁ!

管理人だけ表示に間違えてチェックしてしまいました!(パスワードを管理人さまだけに表示、とおもってつけたら大きな勘違いでした(笑))。
チェック、はずしていただいてOKです♪
頭がふらガールなわたしでした(笑)。

ほんと、よかったですよね!

とてもいい映画ですよね!公開当日はスカスカでしたけど、私の地元の映画館では、とうとう一番大きなスクリーンでの公開に変更してます!どの俳優さんもすっごくよい演技をされてるなぁ、とも思いました。わたしは富司純子さんの演技にもう、涙ボロボロで大声で泣いてしまいました。もう一回観たいなぁ、と思ってます♪是非是非、たくさんの皆さんに観て頂きたいです。カップル、シングル、友だち同士、夫婦、親子、家族、ちょっとケンカしてしてしまったお友だちとの仲直りとか、なんでもOKの映画ですよねーぇ!

>さえさん

コメントありがとうございます!
チェックをはずして表示、ができないようなので、再度書き込みの形にしましたよ~。

富司純子さん、よかったですよね! 最初は、かたくなで、娘に辛く当たるけど、その気持ちも分からないでもないし、でも、やっぱり親子なんですよね…。泣けます。
基本的には、よくありがちな脚本ですが、感動させるポイントを上手く押さえたうえに、俳優たちが、しっかりと、そこに乗ってますよね。

最高に楽しめる、素晴らしい映画でした!

これは

見た方皆さん誉めてらっしゃいますね。すごう評判いいですよね。
題材聞いただけで「あ、感動しそう」って思いますもん。
常磐ハワイアンセンターは、OL時代に仲間と泊まりにいく計画を立てたのの、当日体調不良でドタキャンし、結局行きそびれた思い出があります。スパリゾートハワイアンズになってからはちょっとはオシャレ~になったんでしょうか。

実は「しずちゃん」が生理的に苦手なんです。でも好演してるようですね!

>紅玉さん

はい、評判いいですね~。日本人に合ってるんでしょうか。涙と感動の、ってヤツです。
みなさん好演していて、いいんですよぅ。
「スパリゾート~」って、まるっきり「今風」な名前に変わったんですねえ。この映画でお客さんも増えたかも?
しずちゃんは、台詞的には、そんなに目立つ役柄でなく、違和感が抑えられた(?)感じです。そのへんの役者の使い方は上手かったと思いますよ。

うううっ!

地元民の私が、いまだ観てないのは何故でしょう。(^^;

ホント、この映画にケチつけた方にはいまだ巡り合っておりません。
皆が皆、絶賛するってスゴイなーと思ってたけど、それだけ誰もが感動する良作ということなのでしょうね。
ボーさんが☆4.5というのは、とりあえず「満点」ってことでしょうしw

昔、いわき市に住んでたことがあって、その頃「常磐ハワイアンセンター」に何度か行きましたけど、「常夏のハワイ」だけあって無駄に暑いのなんのって。(^^;
確か、一度気持ちが悪くてぶっ倒れたことがありますよ。今はもうちょっと快適になったのかしら?

>小夏さんっ

ああっ! そういえばっ地元民だっ!! 観ないと「非地元民」ですよ。(笑)
ケチつけた人もいると思いますけど、たぶん少ないですよね。
はい、文句言う気には、なりません、これは。満点です。

ハワイとはいえ、暑すぎるのは、ちょっと、いけませんねえ。
いまは、「ほどほど」が流行りですから、きっと快適でしょう。確認してきてレポート書いてくださいね。

こんばんは★

私もこれ、早く見たかったのですが、自分の友達に東北は岩手出身の人がいまして、彼女を待っていたら、遅くなってしまいましたが、ようやく見ました♪
とても素敵な作品でしたね!
劇場内で中高年の方の、笑い声がこんなにたくさん聞こえる作品を、私は久しぶりに見たような気がします。
こういう作品はいいですね。

>とらねこさん

東北出身の友達と一緒というのは、いいですね!
私が観たときは、中年のおばちゃんたちも楽しそうに観ていました。
しずちゃんが出てきたとき、「しずちゃん!」なんて声をあげてましたよ。終わってから「いい映画だったねえ~」とも。
笑えるし、泣けるし、予想以上に感動作でした。

やっと観ました。「フラガール」

 観たかったこの映画をやっと一昨日、(WOWOWで)観ることが出来ました。その感想記を先ほど私のブログにupしました。
 その後で、「ボーさんは多分、去年のうちに観て居られるだろうな」と思いつつ、ボーさんのブログを検索してみると、お~やはり観て居られましたね。

 ボーさんの鑑賞記をいま拝読しました。私の書込もちょっと似ているところもあるような気がしました。私の感想はコメント投稿の際、私の名前にリンクしましたので、もし気が向かれたらご笑読ください。

 遅れ馳せのコメントでごめんなさい。

>アスカパパさん

はい、邦画に弱い私としては珍しく、観ていた作品です(笑)。
そして、完璧に降参した作品です。
映画を観る醍醐味ですね、こんなに感激させてくれるのは。
再見するのが、ちょっと怖い映画でもあります。(感動が薄れたらイヤだなと。)


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という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。 自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
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