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2020-06

「リトル・ミス・サンシャイン」 - 2007.01.06 Sat

公開日に鑑賞したときの、以前の速報(?)記事でも書いたけれど、この映画は、よかった
娘がミスコンに出るというので、家族そろってミニバスに乗って、会場へと旅をする。
その旅の中で、バラバラだった家族の絆が、ちょっぴり、まとまったかな、というくらいの、笑いあり、ほろ苦さもありの、心地よいロードムービーの佳作といえる。

DVDジャケット(海外盤)
(c) 2006 TWENTIETH CENTURY FOX.
All rights reserved.

家族が集まっているシーンが印象に残る。それは、家での食事の場面であり、旅先での食事の場面であり、病院で待つ場面であり、バスの中であり…。エンジンがかからなくなったバスを、みんなで押したあと、次々にバスに飛び乗っていく。先に乗っているほうは手を出して、他の家族が乗るのを助ける。
家族のつながりをテーマにした話であることの象徴のような光景に思えた。

父親(グレッグ・キニア)は、自分が考えた、勝ち組の理論体系を本にしたいと思っている。娘のミス・コンテスト出場に対しても、絶対に勝てるな?と娘に聞くくらい、「勝ち」にこだわっている。娘のオリーブ(アビゲイル・ブレスリン)が店でアイスクリームを注文すると、アイスクリームは太るんだぞ(ミスコンに出ようってのに!)、と嫌味な言葉を。
伸び伸びと育ててやろうって親じゃない。子どもにしたら、勝ち組至上主義の口うるさい親父。
息子(ポール・ダノ)なんて、家族を嫌ってパイロットになる夢が叶うまで、口をきかない誓いをたてているくらい。

ヘロイン中毒で、猥談、エロ雑誌好き(!)な、おじいちゃんには、「暗くなるまで待って」(1967年)、「クルーゾー警部」(1968年)などのアラン・アーキン。いいですねー。
おじいちゃん、もちろん孫は可愛い。彼女がミスコンで披露するダンスの手ほどきをしている。

お母さんのシェリル役が、トニ・コレット。いいですねー! 
彼女は存在そのものが素晴らしい女優さん。先日観た「connie&carla コニー&カーラ」(2004年)でもよかったし、ほんの端役の「めぐりあう時間たち」(2002年)でも光ってました。他にも「シックス・センス」(1999年)など、いろいろありますが。

シェリルの兄(スティーブ・カレル)は、ゲイで自殺未遂したプルースト研究家。疎外感が共通しているのか、わりと息子と意気投合気味なのが面白い。さえない感じが非常によろしい。

といった、6人の旅。お話とキャラクターの勝利、つまり脚本がいいわけですね。
家族の話だけど、説教くさくならないし、あったかい気持ちにさせる
勝ち組じゃない家族だから応援したくなる。
ただねえ、遮断機を車で破壊していくのは、よくないことと思うぞ!そのことは注意しときます。(笑)

家族勢揃いの外食~!
(c) 2006 TWENTIETH CENTURY FOX. All rights reserved.

調べてみたら、9歳の娘役アビゲイル・ブレスリンは、「サイン」(2002年)に出演している。メル・ギブソンの娘のボー役ですよ! ボー。(私?)(ちがうよ。)
この「リトル・ミス・サンシャイン」ではファットスーツを着ていたのだそうで、とすると、実際は、もっとスマートなのか。

ミス・カリフォルニア役はアジア人っぽいので、観ていて好感度アップだったが、ローレン・シオハマという人が演じているようで、日系の女優さんだ!

東京国際映画祭では、観客賞、監督賞、主演女優賞(アビゲイル・ブレスリン)を受賞。
誰が主演で誰が助演、というのが区別しにくい映画ではあるが、子役に主演女優賞というのが微笑ましい
やるね、東京国際映画祭!

(12月23日)

LITTLE MISS SUNSHINE
2006年 アメリカ作品
監督 ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
出演 グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーブ・カレル、アラン・アーキン、ポール・ダノ、アビゲイル・ブレスリン
ノーマ・ジーンのひみつ日記
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紅玉の甘い戯言様アスカ・スタジオ様

評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

☆おまけ☆
最近ブログペットに新しい機能がついた。ひみつ日記をクリックしたら、こんなことを書いていた。反応早いね、ノーマ・ジーン!

● COMMENT ●

シックス・センス

あのお母さん役も、強く印象に残りますよね、トニ・コレット。
アビゲイル・ブレスリンが東京国際で主演女優賞を取ったのですね。とてもいい話♪知らなかったです。
私、正直言って、この子の演技を予告で見て、見に行くのを決めたほどでした。

>とらねこさん

とらねこさんにとっては、去年のお気に入り映画になったのですね。
キャストは、役にピッタリでした。
予告編は見ていないのですが、私の場合は、いろんな映画賞で受賞してきているので、ちょっと気にとめていたのです。
(その他の受賞については、HPのほうの評にあります。)
ミニシアター系から評判が広がっていった、というのは実力のある映画、ということですよね。

いい映画でしたね。

色の白さは七難隠すとか、あばたもえくぼとか、いいますが、この映画は、ともすればケチを付ける癖のある私に、ほんとにケチを付ける余裕を与えませんでした。
たいしたものです。お見事といいたいです。

>アスカパパさん

家族の温かさを描いた映画は、心地よいものですよね。
ケチのつける隙がありませんでしたか。いいお話でした。
おじいちゃんや、おじさんのキャラなど、ユニークなところもありましたが。

大変ですね

ボーさん、こんにちは!
これから年末~1月分のTB返しをしていくんですか?!
それは大変だ~
そこまでキッチリしなくても、
誰でもPC不調の事情を分かってると思いますよ。

この映画、ボーさんもすごく好きみたいで、
うれしくなってコメント残しました。

家族の絆がさり気なく笑いの中に描かれていて、
少しも説教臭くないんですよね。
家族のキャラが個性的で、すごく面白かったです。
軽いタッチなのも良かったですよね!

アビゲイルちゃんの体型は作り物だったのか・・・

>YANさん

ええ、別にTB返しは義務でもなんでもないんですけど、なんか、きっちり返さないと気がすまないような。

そうそう、これはいい映画でした。
それぞれのキャラクターおもしろかったですしね!
アビちゃんもその後活躍しているんじゃないかな~、と思いますです。

ずいぶん観てないですが、いい映画でしたね。
おっしゃる様に家族のきずなを形にしたようなバスに飛び乗るシーンの爽快感は忘れられません。
おじいちゃんも好きだったなぁ。
アビゲイルちゃんもすっかり大きくなりました。

>pu-koさん

おはようございます。
昔に見たものだと記憶が薄くて、何を書いていいのかわからなくなります…(それなのにコメ置きに行ったのは私ですが!)
自分にとっては好んで見るタイプのものではなくても、見たら「いいな」と思うような映画かなと思います。


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