戦乱の世が続く、ある国。武将の醍醐景光は、天下を治めるために妖しの力を借りようとした。
魔物は見返りとして景光の子の身体を求める。景光は、これから生まれてくる我が子の48箇所を与えることを約束してしまう。 手足も何もなく生まれてきた子は川に捨てられるが、ひとりの呪医師(のろいいし)に拾い上げられた。呪医師は、赤ん坊の損なわれた身体の部分を作ってやる。 百鬼丸と名付けられた子は、やがて成長し、育ての親の呪医師が亡くなると旅に出る。彼は魔物たちと戦い、失われた身体の部分を1つずつ取り戻していく。 孤児で盗人のどろろは、百鬼丸の腕についている刀に目をつけ、旅の道連れになる…。
手塚治虫の漫画が原作。私が読んだことのある手塚漫画のひとつだ。 魔物に取られた身体の部分を取り返すために戦うというクールな設定と、両腕が刀である百鬼丸のビジュアルに、子どもの頃、強い印象を受けた。 実写版で映画化、しかも、どろろを柴咲コウさんが演じるというので、どうなることかと思っていた。 どろろは原作では子どもなので、柴咲さんのイメージではない。 お客を呼ぶために大人の人気俳優を起用したのかどうか、そのあたりは分からない。映画は原作とは違うから、まあ、いいといえばいいのだが、やはり、もう少し年齢が下の子役にしてほしかった。 だいたい、柴咲さんくらい成長(?)していては、男のふりをしている、というのに無理がある。 柴咲さんは、頑張ってハジケて、役になりきって見せているので、好感は持てるけど。 どろろが大人なぶん、恋愛感情的な部分は、自然に進展していたふうではある。 思ったより特撮がすごいと感じなかったのが物足りない。「HERO」「LOVERS」のアクション監督チン・シウトンが担当したというが、それほどのものだっただろうか。 中盤で魔物退治の場面を、かなり、まとめて紹介してしまうのも、もったいないというか、あっけないというか。 亡くなった子どもたちの念が集まったお化けが、着ぐるみみたいな造型でチャチなのがガッカリ。なんだか古臭い子どもだまし感の安っぽさが。 総制作費20億円以上というが、どこにそんな金をかけたのか。(こちらに20万円くらい、くれないものか。あ、無理?)
妻夫木くんは、まあまあ、いいけれど、百鬼丸は、もっとニヒルな俳優さんに演じてほしかった。彼だと、どうしても、ふと、人なつっこさというか、いい人さというか、それが見えてしまうのだ。 百鬼丸は、とことんニヒルなはず。身体じゅうが作り物の偽物というのだから、ふつうの精神状態じゃいられないでしょう。 すごく人間らしい、どろろと出会ったとしても、そう簡単には、人間は変わらない。 まだまだ甘いです。 主役2人の頑張りもあって退屈はしなかったが、とりたてていうほどのものもなかった。 ニュージーランド・ロケを行なっているが、日本では、ああいうふうな場所は見つからないのかなあ? ラストは「残り24箇所」と出たから、すると…続編ありですか? 商売うまいね。 (2月10日) 2007年作品 監督 塩田明彦 出演 妻夫木聡、柴咲コウ、中井貴一、瑛太、原田美枝子、中村嘉葎雄、原田芳雄、土屋アンナ、杉本哲太、麻生久美子、劇団ひとり トラックバック: <映画評?>ねこのひたい〜絵日記室様、どろろ@映画生活様、シネマトゥデイ様、エキサイト:シネマ様、goo映画様、映画レビュー トラックバックセンター様、映像全般を楽しもう(ブログペットのグループ) 評価☆☆☆(3点。満点は5点) ![]() |
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20万こちらに…
うふふふふ、つい思ってしまいますね…(単に欲しい) そんなに期待してないけど、観たい映画です(レンタル待ち)。 原作は読んだ事ないんですけど、どろろが女の子なのは、シークレットなんですよね? 百鬼丸はでもカッコよさそうだなあ。 そうか、まだ24コもあんのか…
[2007/02/21 07:35]
URL | まお #wMURzdEY
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>まおさん
はい、20万円でも、たいした金額ですからね! あの着ぐるみ(?)ひとつ分でも、そのくらいになるかも!? レンタルで気楽に楽しむのも、いいかもしれません。 どろろが女の子なのは、原作では最初は分からなかったような気がしますが、映画では、すぐに百鬼丸に「おまえ、女だろ」と見抜かれてしまいます。さすが百鬼丸というか、見た目に女ですから、すぐにバラしたのかも。 ちょうど半分、24個ありますー。やろうと思えば、パート3もできます。
[2007/02/21 08:38]
URL | ボー #0M.lfYJ.
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妻夫木くん
実は苦手なんですよ、ブッキー。 笑顔がステキな爽やか系だし、普段の私なら絶対「かわゆい〜♪(はぁと)」の連発だと思うのですがねぇ? 『どろろ』で苦手意識が払拭できるかどうか。(予定は未定ですが観るつもり) あるいは、一気に「好き好き」モードに傾いたりして?(笑)
[2007/02/22 17:15]
URL | 小夏 #mQop/nM.
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私は大満足でした♪
BJさん、こんにちは! 私は原作を知らないのですが。。。 百鬼丸は、律儀に妖怪をしらみつぶしにやっつけていかなくても、力を利用してもっと極悪極楽な生き方も選べたかも、実はまじめで不器用なところがあるのかも、と思うと、まだ青い妻夫木百鬼丸もありかなーと思うです。 百鬼丸の一途さがせつなくて、ラストではぼろ泣きしてしまいました。。。 原作の絵柄では百鬼丸はもうすこし骨太ですよね。 機会をみつけてぜひ読んでみたいです。
[2007/02/22 18:28]
URL | とーふ #xn4.CCxc
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>小夏さん、とーふさん
小夏さん、ううむ、なぜ苦手なのか。自分でも理由が分からないことありますよね。「にいに」みたいな、いい人すぎると反発しますよね、ひねくれ者の水瓶座としては。あ、「涙そうそう」観てませんか。しかも、ひねくれ者じゃない? 観る予定とは…なぜ!? あ、中井貴一ファンなんだっ!? とーふさん、原作を知らずに先入観なし状態で見たら、感じ方も違ったかもしれません。原作のある映画を観るときに起こる問題ですね。 偽の身体のまま、ワルになるのもいいかな。心臓刺されても死なないですしね! そんな百鬼丸の子分になる、どろろ。「どろろ 極悪編」で映画化してもらいましょう!? 原作も読んでみてください。長くはないはずですよ。全4巻?
[2007/02/22 23:46]
URL | ボー #0M.lfYJ.
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へ〜〜
手塚治虫さんの原作なんですか!知りませんでした。 それなら、原作では独特の深い世界が描かれているんでしょうね。 原作のほうに興味出てきました。 私はこの映画、主演二人の組合せのせいで、アイドル映画なのかと思い込んでおりました。なんて失礼な・・・。
[2007/02/23 21:23]
URL | 紅玉 #-
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>紅玉さん
むむう、知りませんですか。じぇねれーしょんギャップを感じる今日この頃…。 読んだときは、深い世界は感じませんでした。幼い子どもですから! 手塚さん自身が何を思っていたか…いま読み直したら、何か感じるかも。 たまには漫画、読んでみます?
[2007/02/23 22:24]
URL | ボー #0M.lfYJ.
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或る日の出来事 |
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