ニコール・キッドマン嬢の映画が公開される! と知って、どこで上映するんだろうと調べてみたら、関東では、渋谷と千葉の2か所だけ…!?
ニコールなのに、なんで、こんなに縮小(?)公開? それでも行きましたとも。 実在した写真家のお話、という知識だけしかない状態で。 まずカメラは、バスに乗って撮影取材に出かけているらしいダイアン(ニコール)を映す。ときは1958年。 彼女が向かったのは、ヌーディストのコミュニティ。 対応に出た中年のカップルもオールヌード。撮影するなら、あなたも脱いでください、といわれるダイアン。 ダイアンが脱ぐ前に、画面は切り替わり時間をさかのぼるが、しょっぱなからヌードというので、日本で18歳未満お断り(アメリカは17歳以下は保護者同伴のR指定)&単館系で上映映画館が少ない理由の一端が分かった。 映画の始めにヌードで目をひくのが、狙ってやったことなら、少し、あざといとも思うが。
ダイアン・アーバン(映画では正しくは「ディアン」と言っていた)は、1923年生まれで、写真家の夫とともにファッション雑誌や広告の分野で活躍、やがて彼女独自の視点をもった写真を撮り始める。 「わたしが最初にたくさん撮ったのはフリークスだった」という言葉もあるように、特徴的なのは、フリークス(異形、奇形)の写真のようだ。 1969年に離婚、1971年に自殺。 映画は、彼女の伝記ではなく、オマージュを捧げたものだと、まず断っている。つまり彼女が、いかにして異形の写真家へと生まれ変わったのか、その瞬間を、多くのイマジネーションとともに描いている。 夫のアシスタント的な人生を送っていたダイアンは、アパートの上階に越してきたライオネル(ロバート・ダウニー・Jr)の、かぶり物をした異様な姿を見かけ、興味をひかれる。 それが、彼女の中に息づいていた、奇妙なものへの興味を呼び覚ます、きっかけだった…。 写真を撮りたいという理由で、上階のライオネルの部屋に足しげく通うようになるダイアン。 ライオネルは、ダイアンの心の奥の欲望を見抜いているかのように、刺激的な言葉をかけたり、2人でお風呂に入ったり。不思議な、しかし、深い交流が展開していく。 やがてフリークスたちがアーバン家に遊びにくるようにもなり、下の娘は屈託なく付き合うが、夫は、いい気持ちはしない。ライオネルに対する嫉妬もある。 ダイアンが天井のネジ止めをはずして階段を下ろし、自分の家の部屋とライオネルの家の部屋をつなげるところは、まるでマリリンの「七年目の浮気」の一場面。 下りてきたのはマリリンではなく、フリークスたちだったが。
ダイアンとライオネルの触れ合いが印象的なラブストーリーだった。 ニコールは相変わらず、きれいです。後ろ姿のヌードまでは見せてくれます。スリムだけど、おなかあたりとか、意外に「ふっくら感」もありそうで、熟れてるなあ…。。。(あとで考えたけど、そのシーンだけボディ・ダブル〔別人〕という可能性は…あったかなあ?) スティーヴン・シャインバーグは「セクレタリー」(2002年)の監督。私は「セクレタリー」は観ていないのだが、秘書が尻をたたかれるようなビザール系(奇妙な、とっぴな、変わってる)らしいから、この「毛皮のエロス」とも奇妙な題材を扱う傾向としては似ているのかもしれない。 また、シャインバーグ監督のおじさんが、ダイアンの友人だったという。彼にはダイアンの映画を作る縁があったのかも? ニコールの女優魂は素晴らしい。 大スターなのに(だから?)、映画のヒットは度外視して、こういう芸術作品系を選んで出演することが多いのも、いいところ。 自分のやりたい役をやる。そういう状況にある彼女は幸せなのだろうし、それが演技者としての、ひとつのあり方に違いない。 これからも応援します。 …あんな毛皮に包まれたら、どんな気持ちになることか。 (5月26日) FUR : AN IMAGINARY PORTRAIT OF DIANE ARBUS 2006年 アメリカ作品 監督 スティーヴン・シャインバーグ 出演 ニコール・キッドマン、ロバート・ダウニー・Jr、タイ・バーレル、エミー・クラーク、ジュヌヴィエーヴ・マッカーシー
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ニコールって
スター女優なのに、結構小品とか、変わった作品とか、躊躇せずチャレンジしてますよね。だから、意外に小規模公開だったりして。 この作品も、一体どういう内容なんだろうと気になっていました。 実際のダイアン・アーバンさんは、この映画で描かれるほどフリークス写真に傾倒していたわけではない、という記事をチラッと見ましたが、本当のところはどうだったのでしょうね? ロバート・ダウニーJr、完全復活したのかな?頑張ってほしいです。
[2007/05/27 22:05]
URL | 紅玉 #-
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TB有難うございます。
ニコール姐さんはトム兄貴と別れてもイイ仕事続けてますね。 素晴らしいです。 もちろん押しも押されぬ大女優ですが、意外と規模の小さい作品にも出てますね。 「記憶の棘」も日比谷シャンテシネの単館上映だったと思いますが、良い作品でした。 「バースデー・ガール」でも結構凄い役だったです。晩餐・カッセルも共演しているのに 新宿ジョイシネマ3のみだった記憶があります。 内容もヘヴィだったな。。。 個人的に彼女の映像で一番好きなのは「ステップフォード・ワイフ」の予告編ですが(笑) http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id240029/
>紅玉さん、yes90125さん
紅玉さん、そうなんですよね、ニコールは単館系公開の映画が最近多いのです。 この映画は、フリークスを被写体にするようになる経緯に焦点をしぼっていますし、映画自体、伝記ではなくオマージュといっていることからも、実際とは違う面はあると思います。 ダウニーJr.は…じつは、素顔がなかなか出てこない役なのですよ。やりたくない俳優が多いかも。 yes90125さん、いらっしゃいませ。ありがとうございます。 挙げておられるニコールの作品は、すべて映画館で観ていますが、小品といえる映画も多いですね。 いろいろなジャンルの作品に出ているのも、観るほうとしては興味深くて楽しめたりします。 どうぞ、また遊びに来てください!
[2007/05/28 07:55]
URL | ボー #0M.lfYJ.
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アーバスの写真集
映画、観ていないのでダイアン・アーバスの写真集を検索して見てみました。 いやいや、かなり刺激的な写真ばかりですねぇ。 この人の半生を描く映画だとしたら、いくら主演がニコールでも やっぱり単館ロードショーになっちゃうかなぁ(^〜^;。
>kiyotayokiさん
おおっ! 写真を検索ですか! さすがプロファイラーですねー。 私はダイアンさんを調べる途中で偶然見た写真は見てますが。 じつは美しいラブストーリーなんですけどねえ。 ヌードとセクシャルな内容や言葉によって、R指定、日本は18禁というのも、もしかして映画館には敬遠されちゃう要素になりえますね。
[2007/05/31 08:04]
URL | ボー #0M.lfYJ.
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こちらにも〜♪
これも見ようと思ってるんですよ。 ただ、二ヵ月後にDVDが出ると聞いて、ちょっと迷ってます・・・。 ニコール好きなボーさんの点数が低いのも、少し不安材料なんですよね。うーん、どうしましょ。 ボーさんは、これ、おススメですか??
>とらねこさん♪
そうなんです、公開時から、すぐ後でのDVD発売予定が決まってるんですよね。映画館でヒットしないと読んだので、早めにDVDで売ろうというのでしょうか。 私の考えは、映画館で観るのとDVD(テレビ)で見るのは同じではない、ということです。画面、音、雰囲気、気分などで、印象は違うものではないかと。 私なら、迷ったら、できるだけ観に行きます。 変わった恋愛ドラマなので、ツボにハマれば来ると思いますが、私には、それほどグッと来なかったので。でも、採点は気にしないでよいですよ。
[2007/06/03 08:01]
URL | ボー #0M.lfYJ.
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[2007/08/28 00:59]
| #
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>○○さん
それは、おもしろい視点ですね! ニコールほどになれば、ギャラは問題ではないのかも…。
[2007/08/28 08:19]
URL | ボー #0M.lfYJ.
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こんにちわ!TBありがとうございます^^ 「あー、そうそう!」な内容のレビューです〜♪ 「不思議で、深い交流」ですよね〜 体だけつながって終わりではなく、もっと心の深いところでの交流。 でかなり後年になってから離婚したんですね。 やっぱりというか、意外と遅かったというか。 そして2年後に自殺なんて・・・ 「セクレタリー」面白そう^^;見てみたい! わさぴょんさん、思い出してみると、変わった内容の映画だったなーと思います。 剃り剃り、とか…。(それかい! 笑) これが伝記映画として出されたら、本人、気にいるのかな…。映画は、オマージュだとして、ちゃんと逃げましたけど。 「セクレタリー」は、私もぜひ観たいです。公開時も気になってたんですよ。
こんばんは〜
この作品、迷って迷ってどうしようかと思ってたのですが、結局DVD鑑賞になってしまいました。見た後、後悔しました。やっぱり行けば良かったなあ、と・・・ ニコールはこういう作品に出てくれるところが、またいいんですよね。 ニコールって、大人の女性なのに、少女のような面影もあって、こういう役が似合っているんですよね。
>とらねこさん
おはようございます! 上映している劇場が少なかったですが、ニコールは見逃せないと思って行きましたよー。 ニコールはいいですよね、お金目当てで映画に出ない(出なくてもすむ)ので、好きなものに出る感じで。しかも、ちゃんと役柄を、こなしてるし。 思い返すと、じつにユニークな映画でした!
[2008/02/05 08:14]
URL | ボー #0M.lfYJ.
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