テレビを見ることだけが生きがいのような孤独な母親が、好きなテレビ番組に出演できるという電話を受けて喜び、ダイエットを始める。しかし、医者にもらったダイエット薬を飲み続けるうちに…。
彼女の息子は、親友と組んで麻薬の売買で稼ごうとするが、ガールフレンドともども自分たちが麻薬中毒の深みにはまっていく…。
中毒の恐ろしさを描いた映画だが、映像表現が面白い。 監督が「ヒップホップ・モンタージュ」と名づけたその方法は、インパクトのある音と映像を短く次々につないでいくもの。 母親が薬を飲む場面と息子たちが麻薬をやる場面が、テンポよく繰り返され、印象深さはもちろん、「常習」である怖さも表現した。 その他にも、1分の撮影を1秒にする早送り(コマ送り?)処理をした映像などが効果的。 クリント・マンセルが担当した音楽も、映画のムードにぴったりで、沈うつであり、美しい。弦楽四重奏のクロノス・カルテットを使ったのも成功。 映像と音楽の相乗効果が饒舌(じょうぜつ)さを見せる。 母親役のエレン・バースティンが素晴らしい。 孤独を息子に訴えるときの演技には、見ていて泣けてきてしまった。 こんなに見事な女優さんだったとは、まるで認識不足だった。 息子の友人役のマーロン・ウェイアンズは、調べてみたら、「最終絶叫計画」(2000年)の脚本・出演などを! あのウェイアンズ兄弟だったのだ。 マジな演技もやるんだ、と驚き。
そして、息子のガールフレンド役は、ジェニファー・コネリー嬢。 「ラビリンス/魔王の迷宮」(1986年)を観たときには、清冽(せいれつ)な美少女ぶりが、すごく印象に残った女優さん。 本作ではショッキングなシーンもあり、がんばってます。素直でない私は、一部、代役かもしれない、と思ったりもするのだが。 ダーレン・アロノフスキー監督は「π(パイ)」(1997年)の監督だが、私は「π」を観ていないので、アロノフスキー初経験だった。 息子役のジャレッド・レトについては特に記することはないので割愛。(差別だ!?) それぞれの悲劇へと向かう、映画のクライマックスの疾走感、たたみ込んでいくパワーは、息をつくひまもない。 落ち切ったところから、希望の光を見たい、感じたい。 好んで再び観たくはないようでもあり、また観てみたいようでもある。それって、中毒? (5月27日) REQUIEM FOR A DREAM 2000年 アメリカ作品 監督 ダーレン・アロノフスキー 出演 エレン・バースティン、ジャレッド・レト、ジェニファー・コネリー、マーロン・ウェイアンズ トラックバック: レザボアCATs様、レクイエム・フォー・ドリーム@映画生活様、シネマトゥデイ様、エキサイト:シネマ様、goo映画様、映像全般を楽しもう(ブログペットのグループ) 評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点) ![]() |
![]() |
こんばんは〜
いや〜、ボーさんもこれ、ご覧になったのですね☆ 久々にカブって、とても嬉しかったです^^ いや、これ本当に凄かったと思いません? ラスト間際の映像なんて、本当に嫌になりました(笑) 確信犯だから、もちろんアリだと思いますが♪
>とらねこさん
この映画、すごいという評判を聞いていて、以前から気になっていたのですよ。内容は全然知らなかったのですが。 幻覚の表現も面白かったし(冷蔵庫、怖いですねえ!)、終盤の、どうしようもなく落ちてゆく感覚もすごいです。 エレン・バースティン、素晴らしかった! 子どもたち、こわっぱを寄せ付けませんね。 星4つつけなかったのは、好みとは少しずれているせい。
[2007/06/03 07:44]
URL | ボー #0M.lfYJ.
[ 編集 ]
![]() |
![]() |
![]() |
|
或る日の出来事 |
映画感想など&マリリン応援ブログ。記事中では大きなネタばれナシ。コメントはネタばれOKなのでご注意を。トラックバック(TB)は承認制。こちらからのTBが不具合で送られない場合はご了解ください。コメントできないときはメールでご連絡を。
|
プロフィール
|
|
|
|
|
|
全ての記事を表示する
|
|
|
|
|
|
メールフォーム
|
|
|
|
|
|
ブロとも申請フォーム
|
|
|
|
|
|
ブログ内検索
|
|
|
|
|
|
RSSフィード
|
|
|
|
|