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2020-12

「魔笛」 - 2007.07.15 Sun

あ、モーツァルトのオペラだ!というだけの知識で即、買ってました、前売券。
いえ、とくにオペラ・ファンというわけではないのですが、ましてや、モーツァルト好きということもなく…。
ただ、オペラは嫌いではありません。テレビで見て、おもしろいと思ったことも。でも、とくにチェックして見るわけでもなく…。ええい、どっちつかずだ!

ヒロインはエイミー・カーソン
(c) THE PETER MOORES FOUNDATION-2006

ケネス・ブラナーが監督。ブラナーといえば、シェークスピア俳優として有名で、シェークスピア作品を映画にするのがライフワークじゃないんだっけ?
それがオペラを、しかもモーツァルトの有名な作品を手がけるとは。
映画を見始めて、少し納得がいった。第一次世界大戦のヨーロッパに舞台を移しているのだ。なんとも大胆なアレンジ。
夜の女王が戦車に乗ってたり。
広大な墓地のシーンがあって、戦争を止めよう、というメッセージも。才気煥発なブラナーさん、こういうところで自己主張するね。

ブラナーさん自身、はじめは、それほどオペラに、なじみはなかったのだそう。それが、芸術活動を支援するピーター・ムーア財団から「誰か『魔笛』を映画化してくれないかなあ」という話があったことから、この映画化になった。
映画好きの人が、この映画でオペラに触れて、オペラっていいなと思ってくれたら本望なんだろうね。
私も、まあまあ楽しみました。

俳優はオペラを歌えないとダメなので(吹き替えじゃないよね?)、知ってる人は出ていませんでした。
真面目なヒーロー、タミーノと、そのコミカルな連れ、パパゲーノのコンビだが、女にもてたことがないパパゲーノを断然支持します!
写真で見たパミーナに一目惚れして、その彼女にもスルリと惚れられるタミーノなんて、ほっといても構わんでしょ。
パパゲーノの前に、かわいいパパゲーナが現れたとき、一緒になれたときは、ほんとに、こっちまで嬉しくなったさ。

「魔笛」のなかで、メロディを知っていた唯一の曲といっていいのが、夜の女王のアリアの2曲目。「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」。
コロラトゥーラという、音を転がすように音程を上下させる歌い方の技巧が、ものすごい。
指揮はアメリカ出身のジェームズ・コンロン。演奏はヨーロッパ室内管弦楽団。

パパゲーノに愛の手を
(c) THE PETER MOORES FOUNDATION-2006

帰宅後、「魔笛」やモーツァルトのことを、ちょっと調べていたら、「フリーメイソン」との関連があった。博愛や親睦を目的にした団体で、モーツァルトも会員だったといわれる。
言われてみれば、「魔笛」に出てくるザラストロのコミュニティは、そんな感じだ。博愛主義。
で、ザラストロを演じたルネ・パーぺ、誰かに似てるなあと思ってたんだけど…ゲイリー・シニーズ? 船越英一郎? なんだか知ったかぶりっぽい雰囲気だし。
いや、まだ他に似ている俳優、いたかな? あ、萩原流行!?

(7月14日)

THE MAGIC FLUTE
2006年 イギリス・フランス作品
監督 ケネス・ブラナー
出演 ジョセフ・カイザー、エイミー・カーソン、ルネ・パーぺ、リューボフ・ペトロヴァ、ベンジャミン・ジェイ・デイヴィス、シルヴィア・モイ

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レザボアCATs様

評価☆☆☆(3点。満点は5点)

● COMMENT ●

あ、本当にオペラなんですね…
ちょこっとだけ最近はオペラに興味があるので、映画なら見てみたいなあ(笑)
「フリーメイソン」って、そういう団体だったんですか!
なんだか、裏で動くめちゃくちゃ怪しい闇の組織だと思ってました…
都市伝説みたいに暗躍してる話とかありませんでしたっけ?

>まおさん

そうなのです。映画の形ならオペラといっても、とっつきやすい、というのが一般的にあるかもしれませんし。ぜひDVDになったらチェックを。
フリーメイソンは、怪しいところもあるような話も聞きますが、よく分かりませんです~。

私もちょっと興味あります。

元ネタのオペラ『魔笛』も好きなので、映画版も気になります。
舞台が第一次大戦で、夜の女王が戦車に乗って?すごく大胆なアレンジなんですね。

夜の女王の三人の使女が看護婦として登場というのは何かで聞いたことがありますが、ここでもタミーノはモテモテなんですよね。羨ましい!

鳥男のパパゲーノは、映画ではどんな扮装なんでしょうかね。
このオペラで好きな曲は、パパゲーノとパパゲーナが歌う「パパパの二重唱」なかなか可愛い曲と、パパゲーノの信じられないっぽい表情で歌うのがいいのですが、さて映画版では?
そうそう、鳥女パパゲーナの映画版の扮装も気になりますね。

>たけしさん

おお! これ、お好きでしたか!
私はオリジナル版の舞台がどこなのか知らずに映画を観ましたが、さすがに第一次世界大戦じゃあるまい、と分かりました。(笑)
そうそう、3人の看護婦にも、タミーノはモテモテでした。パパゲーノとあんまり変わらないのになー。
パパくんの衣装…軍服? よく覚えてません。衣装関係は不得意でして。
パパゲーナ、はじめは、おばあちゃんなんですよね。びっくりです。
あの曲、「パパパの二重唱」というのですか! おもしろいタイトルですねえ。楽しい曲でした。
映画でも全曲が演奏されますから、「魔笛」ファンなら、観てみても楽しいと思います。

オペラはどうも苦手なんですが 「魔笛」は好きです。
大胆なアレンジといえば 本物のオペラでも怪獣が登場したりするのもあるようです<魔笛
イングマル・ベルイマンも映画化しているので いつか観たいなと思っていたのですが
ケネス・ブラナー版ですか・・・面白そう。 
私はパミーナとパパゲーノの二重唱「恋を知る殿方には」が好きです。 

>Nanakonaさん

オペラがダメでも「魔笛」は良いとは、これいかに?
構えてなくて、楽しい話だからでしょうか。
怪獣…! やりますねー!
ベルイマンのは私も観てみたいですね。
「恋を知る殿方には」と言われましても、わたくしには、どの曲やら…。

魔笛とかフィガロの結婚とかモーツァルトのものと 
あとはプッチーニのオペラなら許容範囲です。
ワーグナーとか苦手なんです。長いからというのも苦手な理由のひとつ。

ですよねー。<どの曲かわからない 
オペラってほとんど歌ですものねー。
http://a-babe.plala.jp/~jun-t/zauberfloete.htm
こちらに全曲紹介されていました。
第一幕の二重唱 No.7の曲です。

>Nanakonaさん

なるほど。ワーグナーといえば「地獄の黙示録」で聞いたくらいしか認識がありませんが…。

ご紹介のサイトで聴いてみました。なんだか覚えがあります!(そりゃそうだ。映画観たんだから。)
ピアノで弾いてるのを聴くのも、いいですね。

やっと感想文書きました。

 なので、トラバさせていただきましたm(_ _)m

 ルネ・パーペとゲイリー・シニーズ、言われてみれば似てますね! 毒というか、含みがあるような感じのところが(←けなしてるわけではないですよ。ファンだし)。船越さんの印象は、あのふたりに比べると優しすぎる気がしますね~。

>香ん乃さん

お待ちしてましたよー。
でしょー。誰かに似てるぞと思いながら観ていたんですよね。
堂々としながら、表情の奥で何か企んでいそうな。
とはいえ、いい人の役だったですね! うさんくさいのは、見かけだけでしたか。(えらい言われ方だ。)

これから、そちらに伺います。

気になってました

タミーノは影が薄いイメージがあるのですが、
映画ではどうなんでしょう。
パミーナは老婆の姿に扮するのでしょうか?

フリーメーソンの啓蒙を目的としたオペラだと何かの本で読んだ覚えがあります。

さてまだみる事ができるかな?

>bobさん

映画のタミーノは、それほど影が薄いとは思いませんでした。
パミーナは、ずっと若いままだったような…。パパゲーナは、はじめは老婆で出てきましたね。
私も、フリーメーソンを話に盛り込んでいると知り、ああ、そうかもしれないなと感じました。
フリーメイソンが、幕末、明治維新に暗躍したという話もありますね。

明日から公開4週目ですから、そろそろ、いつ終わってもおかしくないところでしょうか。お客の入りにも左右されるでしょうけれど。

こんばんは★

残暑お見舞い申し上げます!
お元気にしていらっしゃいますでしょうか。
この物語、大分早く見ていらっしゃいましたよね。
随分と遅くなりました。
私、ケネス・ブラナーの演出って、ちょっとやりすぎで苦手なんですよね。『から騒ぎ』は結構好きだったんですが、それ以外は苦手なものが多いです。

>とらねこさん

はい、元気です。ありがとうございます!
ケネス・ブラナーの「やりすぎ」感、分かります。
私は、シェークスピア劇の場合だと、けっこう、その押しの強さみたいなところ、「俺はがっつり演技してるぞ!」モードが合っている気もします。

「魔笛」は、ストーリーの舞台変更による効果が大きい作品のように思えましたね。もっと多くの曲を知っていたら、もっと楽しめたかなーとも考えてます。

ザラストロ役の方、ルネ・パーペと言うのですか。ちょっとファンになりました(*^o^*)。
私はゲイリー・シニーズに似てるな~と思って観てました。
モーツァルトの明るさが苦手であまり聴かなかったのですが、
喜劇のオペラでなら楽しいかも、と思いました。
やりすぎ演出も、割と楽しめましたよ。

>かもめんさん

えー、シニーズのそっくりさんのファンになるんですか~?
私はオペラに疎いので、モーツァルトがどうなのか分かりませんが…やはり、知っている曲があると面白い、というのは確かなように思えます。

設定も、オリジナルを知ってれば、違いが楽しめたかなあと、ちょっと惜しかったです。


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