「ダイ・ハード4.0」 - 2007.07.26 Thu
でも、評判がいいようだし、前売券もまだ売ってたし、ひとつ観てみるか。そんな気分で映画館。
…おもしろいじゃないか!
最初っからアクション全開で、とどまるところを知らず。
ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)のタフネスぶりは、これまでのシリーズをしのぐだろう。(過去の作品をはっきり覚えているわけではないが。)
普通、生きてないだろ、と思うところでも、ヤツは生きのびている! 前作から干支(えと)が一回りした年齢とは思えない。(笑)
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(c) 2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
今度の事件はサイバーテロ。
陰謀とは知らずに協力したハッカーを抹殺していく、悪の組織。
狙われたひとり、マット・ファレル(ジャスティン・ロング)を偶然に助けることになったマクレーン。
テロ組織にしてみれば、マクレーンが関係したために、ヤツひとりだけのために、計画を次々とぶち壊される。災難である。
いや、そんなことを言ってはいけない。世間にとってはラッキーだ。
パソコン操作で社会のさまざまな仕組みを狂わせて、パニックに陥れることが、ずいぶんと簡単にできてしまうことは、観ていて恐ろしい。
便利になったのはいいが、いったんコンピューター制御がおかしくなったら、どんなことになるのだろうかと背筋が寒くなる。
マジに、人間社会は少しだけアナログに戻ったほうがいいのではないか。
アクションは、とにかく、すごい。よくぞ、ここまで、と呆れるほど。
ヘリコプターやジェット戦闘機と戦っちゃうんだから、マクレーン。少し超人すぎるきらいもあるが、そういうアクションを、ただ楽しめばOK。
ドラマを観に来たんじゃないし。
アクションだけで、おつりが来ます。
マクレーン=ウィリスの相棒役を務めたジャスティン・ロングは、自然体(?)で好演。
マクレーンの娘(演じたのは、メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、父親譲り、いや、母親譲りでもあるのか、気の強いタフなお姉ちゃんでした。もしかして、過去の作品で娘役だった女優がそのまま出ているのかも、と思ったけど、交代してましたね。
悪の首領の男の恋人兼片腕ともいえる彼女メイ・リンには、マギー・Q。「M:i:Ⅲ」にも出ていたし、「グータンヌーボ」でも見たぞ!(テレビ番組のバラエティです。優香さんと国分佐智子さんと一緒にトークしてました。)
この映画では、役柄がワルの側なので、末路はどうなることやら…と心配ですね。どうなるか知りたい方は、映画をどうぞ!
さて、ここまで大迫力アクションシーンの「つるべうち」ムービーを作ってしまったら、続編は、ちょっと無理なのではなかろうか。
こうなったら、マクレーンの娘が刑事になって活躍する話にシフトチェンジだ!(マクレーンは「オレも、もう年だからな」とヘルプに回るのだった!)
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(c) 2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
(7月22日)
LIVE FREE OR DIE HARD
2007年 アメリカ作品
監督 レン・ワイズマン
出演 ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント、クリフ・カーティス、マギー・Q、メアリー・エリザベス・ウィンステッド
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評価☆☆☆☆(4点。満点は5点)
● COMMENT ●
ダイハード4、0
ブルース・ウィリスは昔から、好きですが、年なんでアクションちょっとつらいのではないかなあ?去年の映画「16ブロック」の刑事役が浮かんでくるんですが・・・。
期待していいんですね。必ず見に行きます。
>まおさん、mariさん
ジャスティン君って、そうなんですか! アメリカ版のCM見たことないんですよね。
mariさん、映画が公開されてから、けっこう経ってるのですが、夏休み中はやってるのかもしれません。でも観に行かれるなら、お早めに。
お年ですが頑張ってます。それほど衰えは感じなかったですよ。
「16ブロック」は観ていません。面白いという評判は聞きますね。そのうち観てみます!
バックアップはアナログで
楽しかったですよねぇ。ほんとアクションだけでおつりがきます。
ジョンの作戦、「○○は助ける、○○は殺す」なんていうセリフを聞くと敵のハイテクさとジョンのアナログさが際立っておもしろかったです。
この国も電子政府とかオンライン化がすすんでいますが、データ入力ミスした上に元データ(紙)を廃棄しちゃって年金記録がみつからないなんて「大○鹿」なことやってますから、アナログ(紙・マイクロフィルム)データはバックアップで必須ではないかと思います。
>紅ナナカマドさん
言われてみると、年金問題も関係ありますねえ。デジタルのデータは一瞬で消えたりしますし…そういえば明日、選挙ですね。忘れないようにしなきゃ!
貫禄十分!
なんだか当時のマクレーンって若造すぎてイマイチ貫禄不足に感じてしまった罠。(笑)
今回の敵役はティモシー・オリファントという方なんですよね。
・・・・恥ずかしながらこの方知らなかったのですが、けっこう有名な方?
>小夏さん
なるほど、以前のは12年以上前ですからね。
全作観直すって…「4.0」を観る予習ですかっ!? それなら、あんまり要らないと思いますが。
やっぱり「1」がいいでしょう?
オリファントくんは名前は聞いたことありました。でも顔と一致して見たのは初めて。エレファントでなくてよかったねえ、なんて。
>16ブロック
「16ブロック」私も観ましたよ。おもしろかったです。
まるで、マクレーン刑事が退職する日のような設定でした。
ラストは意外やちょこっとホロリとさせられます(^o^)。
ダイ・ハード4.0は、もうちょっと悪役陣に魅力が欲しかったです。でも面白かったので、ヨシ(笑)。
序盤のアパート襲撃シーンはカメラワークが面白かったですね。アクロバティックな動きをする暗殺者を背後から追いかけてるような映像に、おおっと思いました。
>かもめんさん
おー、「16ブロック」は退職する日みたいな設定でしたか! いつか観るぞお!
「4.0」の悪玉親分、若造でしたし、組織としても小規模な印象がありました。小規模でも、やれるということなんでしょうけれど。
背後から追いかけている…おおっ! 気づいてなかった…。
私も最初、年をとったブルース・ウィリスのアクションなんて
別に観たくない・・・なんて思ってたんですよ~
でも、周りの評判が割りと良かったので、
観る気になりました。そして満足しました~★
次から次へと展開するジェットコースタームーヴィーで、
退屈する部分が全くありませんでした!
アイデアが良かったんでしょうね。
年齢に関係なく、面白いものが作れるものなんですね~
ジェットコースターノンストップスーパーアクションムービーに認定!(認定してどーする。)
ヒットすると、また続編を、と考えがちですが、脚本次第では、可能性はないでもないかとも思えます。
文句なく楽しませてくれる映画って、いいですねー。
映画館で観たかったな~(´д`)
こういうのは、家のTVで観てると「くやしいー!!映画館で観たかったよ~!」と身悶えしてしまいますね^^;
でも、これ以上のアクションをやろうと思ったら・・・
ほとんどギャグですよね☆
多分、舞台は都会じゃなくなると予想しますが、どうでしょう^^
’娘にシフトチェンジ’案、私もそう思います!!
>わさぴょんさん
ありえないアクションですが、マクレーンだから、いっか、なんて気分に。
いい脚本ができたら、次もあるんじゃないかな、と思います。
娘役の女優さんもタランティーノの「デス・プルーフ」などに出て活躍してるみたいですし。
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しかも、相棒がジャスティン・ロングなんですか。
観たい度が上がりました(笑)
Aplleコンピュータの比較広告CM(本国版)に、Mac役で出てるんですよね、彼(笑)