「ウィッカーマン」 
私のホームページ(「シネマ停留所」、左欄にも「リンク」にあり)の掲示板で、以前この映画が話題になったことがある。
そのときに本作がリメイクであり、オリジナルはカルト作品(一部に熱烈な信奉者をもつような特異な作品)ともいえる存在だったことを知った。

なにしろ、1973年製作のオリジナルは、まだ私は観ていないのだが、ドラキュラ役者のクリストファー・リーが島の親分で、後にボンドガールになるブリット・エクランドがハダカ踊りするらしい。(エクランドといえば、ピーター・セラーズの奥さんだった。「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」では、シャーリーズ・セロンがエクランドを演じていた。)(追記:ヌードは代役らしい…。)
主役の警官には、エドワード・ウッドワードという俳優が扮する。この人は、私が知らない俳優さん。
脚本が「フレンジー」「探偵<スルース>」(ともに1972年)のアンソニー・シェーファーなのも注目点。
…いつか観てやるぞ。

エレン・バースティンと刑事、もとい、ケイジ。
(c) "THE WICKER MAN" MOTION PICTURE
(c) 2006 EQUITY PICTURES MEDIENFONDS GmbH &
Co. KGIII and NU IMAGE ENTERTAINMENT GmbH

オリジナルの話はともかく、今回の主演はといえば、ニコラス・ケイジだ。
警官のケイジ(えい、ややこしい)は、元カノから助けを求める手紙を受け取る。行方不明になった幼い娘を探してほしい、というのだ。
外界との接触をほとんど拒否して島民が暮らしている、小さな島。彼は物資輸送の飛行機に便乗させてもらって、その島に降り立つのだが…。

島の主人はエレン・バースティン。私は最近、彼女の映画では「レクイエム・フォー・ドリーム」「アリスの恋」を観ているが、名女優である。
今度も、貫禄のあるところを見せてくれる。
オリジナル版では、島の主人は男性のクリストファー・リーだから、リメイクは女性上位社会に変更したのか。

女性たちが支配し、男は飼われているかのような様相の社会。しゃべりもしない男たち。
いったい、この島は何なのか!?
ケイジは姿を消した少女のことを島民に聞きまわるが、いっこうに要領を得ない。何かを隠している雰囲気。
やがて彼は、途方もない出来事に遭遇する。

事件の結末の意外性が、面白いといえば面白いのだが、全体的には、どう見てもB級テイスト。
思うに、オリジナルはもっと原始的、野性的な、わけのわからない怖さがあったのではないだろうか。推測で言うのも何だが。でなければ、カルト作品にはなるまい。
今回のリメイクは、しっかり作ってはいるが、なにやら、おとなしいのである。(ハダカ踊りもないしさ…。)
飽きはしないが、盛り上がりもあまりないままに終わる。
ラストは多少、いいのか、これで!?とも思うが…いろんな映画を観てきて、こんなのもあり、というストーリーの「受け入れ幅」が広がっていたせいか、あまり驚かなかった。

「アイズ・ワイド・シャット」で色っぽい小悪魔的な娘を演じていたリーリー・ソビエスキーが、ふっくら大人の女になっていた。

リーリー・ソビエスキー。名前がユニークだね
(c) "THE WICKER MAN" MOTION PICTURE
(c) 2006 EQUITY PICTURES MEDIENFONDS GmbH &
Co. KGIII and NU IMAGE ENTERTAINMENT GmbH

最後の最後に、「スパイダーマン」シリーズジェームズ・フランコがゲスト出演。

(9月9日)

THE WICKER MAN
2006年 アメリカ作品
脚色・監督 ニール・ラビュート
出演 ニコラス・ケイジ、エレン・バースティン、ケイト・ビーハン、モリー・パーカー、リーリー・ソビエスキー

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評価☆☆(2点。満点は5点)
 
これって・・・ 
確か、ラジー賞候補に挙がりまくっていた作品ですよね。
ニコちゃんなんて主演男優賞の候補にもなっていたし、一体どんなダメダメ映画なのか気になっていたのですが、
ボーさんのレビューを拝見する限り、それほど×ってわけでもなさそうですね。でも2点・・・うーむー。(^〜^;

どうせなら、新旧比較などしてみるのも面白いかもですね。ボーさんお願い♪
(って、自分でやれよ〜〜!)
>小夏さん 
あ、ニアミス!
そうです、ラジー賞、たしか5部門にノミネートとか。
惜しくも受賞できなかったのは、ダメな中でも他の候補作よりもインパクトに欠けたせいではないかと…。
つまり、そういう作品ですっ!
見られないほどじゃないですよ。おもしろいと思う人もいると思います。ほら、そこ、そこに! 

オリジナル、観たいんですけどね。レンタルでは見かけないんですよ。小夏さん、観てよー。
こんばんは 
TBしました。
ボーさんも、この地雷原、踏まれていたのですね(笑)
ボーさんのお友達も、この映画、ご覧になってるのですね。私の友達も、そう言っていました・・ますます見たくなりますよね。
リリー・ソビエスキーは、『ロード・キラー』が結構好きでした。
>とらねこさん 
はい、観てました!
オリジナルがカルトだというので、多少期待してたのですが、そういう部分を、すんなりと削ぎ落としてしまったみたいな印象で。
いまとなってはリメイクは無理だったのでしょうか。
「ロード・キラー」…名前も知らなかったです!

コメントの他にトラックバックをしてくれているのですか? 形跡がないんですよ〜。禁止ワードか何かに引っかかってるんでしょうか。禁止ワードは解除しておきましたので、よければ、いまいちどトライを!
こんばんは〜☆ 
すっかり遅くなってしまいました。
この映画もイマイチでしたが、私の感想も独りよがりのイマサンぐらいだったので「追記」と言う形で書き直しました。

皆様のコメントは公開当時のものですね。地雷原を踏んだとはうまい言い方ですね。私が契約しているケーブルテレビでは今月かなりの回数これをやりますよ。ニコラス・ケイジだし、オカルトなんて言われたら、またまた地雷原に踏み込んでしまう人が多数出てしまうのでしょうね(笑)

オリジナルは、本当に見たいですね。
>kiriyさん 
おはようございます。
追記部分、Wikiなど拝読しました。オリジナルの、いろいろなバージョンの話は面白いですね。
ミツバチの社会を人間社会にも適用、と分かっていたり、ウィッカーマンの意味を知っていたら、オチは読めたかもしれません。なるほど、なるほどです。
エクランド嬢のハダカは代役かあ…。(ちょっと惜しい。笑)

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